玄関は、良い気も悪い気も出入り口として全ての起点となるとても重要な場所です。外出時、そして帰宅時にパッと目に映ったものがそのまま気分に反映されるため、風水を取り入れる方は特に重要視する場所です。そんな玄関なので、意気揚々と玄関の雰囲気に合う小物を探すのですが、「色と雰囲気が合う小物がなかなか見つからない」というのも悩みのタネですよね。そこで使い勝手の良いのが観葉植物ですが、その中でも特に玄関に置くと良いとされる観葉植物は限られます。せっかく雰囲気を良くしようとしているのに枯れてしまっては逆効果。ただ良い気を招き入れるという視点だけではなく、小さくて置きやすく、かつ水やりなどのメンテナンスが簡単なものを選ぶことが重要です。当記事では、玄関に置くことで幸運を呼び、かつメンテナンスが簡単な観葉植物を紹介します。
玄関に置く観葉植物に求められるもの
玄関はすべての運気が入ってくる場所。良い気も悪い気もすべて玄関から入ってくるため、その一角を担う観葉植物には少なくとも運気を上げるものでなければなりません。
枯れた観葉植物は絶対NG
生き生きとした植物があることで良い気が入ってくるようになります。逆の言い方をすると、枯れた植物は絶対にNGです。もし、しぼんで弱々しくなってしまった観葉植物を玄関に置いている場合には、すぐに日当たりの良い場所に移動するなどし、回復させてから置くようにしましょう。また、ドライフラワーも枯れている植物です。玄関など場所に問わず自宅に置くことは避けた方が良いでしょう。
ドライフラワーは生花の代わりにはなりません。逆にさっ気を引き寄せてしまうので気をつけて。
絶対、運が良くなる!インテリア風水 – 李家幽竹
部分的に枯れてしまっている葉がある場合には、枯れた葉だけを切り落とし、生き生きとした葉っぱだけにしてあげるなどメンテナンスしましょう。玄関のような日照条件が悪い場所に長く置いていると、葉っぱの先っぽが枯れてきたりします。枯れた部分を切り落として一時的に日当たりの良い場所に置くなどし、回復させてからまた玄関に置くと良いです。
フェイクグリーン(人工植物)でも問題ないが、効果はゼロ
フェイクグリーンのような本物ではない人工植物を置くこと自体、問題はありません。ただし、その風水的な効果はゼロで、プラスもマイナスもありません。見た目的には少し気分が良くなる効果はありますが、もし可能なら生きている観葉植物が望ましいですね。植物のメンテナンスが苦手で面倒という方にとっては、メンテナンスが比較的少なくて良い「ハイドロカルチャー」という方法で植えられた観葉植物を選ぶと良いでしょう。
玄関にはハイドロカルチャーで植えられた観葉植物がベスト
玄関に置く観葉植物に求められることとは、「小さい」「水やりや育て方が簡単」「手間がかからない」の3つです。サイズが大きくても良いですが、その分メンテナンスも大変になるため、観葉植物を育てるのが趣味という方意外はお勧めしません。
ハイドロカルチャーとは、土ではなく人工的に作られたコーンのようなものに植える方法。透明の瓶にコーンを入れて植えるだけです。
水がなくなったら継ぎ足すだけ
植物を枯らしてしまうほぼ9割の理由は、水のやり方が間違っているからと言われています。多くの方が「水やり忘れ」「水の与えすぎ」の2つに陥りますが、ハイドロカルチャーでは水がなくなったら継ぎ足すだけ。容器の中の水が目で見て分かるため、いつ水を与えたら良いかが簡単に分かります。また、一度注いだ水はなかなか無くならないため、季節によっては2週間に一度のペースで水やりをするだけという手軽さです。
コバエが湧かないのも清潔感アップ
観葉植物を土に植えていると必ずと言って悩むのがコバエの発生。コバエは土の表面に卵を産みつけ、土の中に含まれる有機物を餌に成長します。ハイドロカルチャーは無機物なので、コバエが棲みつきません。
玄関に幸運を呼ぶ最適な観葉植物
それでは、玄関に置ける小さめの観葉植物に限定し、風水的にも良いとされる観葉植物をピックアップしていきます。
テーブルヤシ
テーブルヤシの花言葉「あなたを見守る」は、お子様や大事な人を守りたいという方に良いですね。写真のサイズで、瓶の底から葉の先までが18cmほど。水に入れて根っこが伸びているかなど健康状態を確認するために透明の瓶に入れていますが、部分的にも枯れる様子を全く見せない強い観葉植物です。テーブルヤシという名前にあるとおりテーブルの上におけるサイズで、生長速度もそこまで速くないため、玄関に置く観葉植物としてはオススメ度が高いです。
葉っぱが上を向く小さめの観葉植物では一番オススメ
葉っぱが上を向く観葉植物は多いですが、小さめの観葉植物に限定するとかなり限られてきます。小さくはが上を向く観葉植物として、テーブルヤシはその代表的かつ育てやすい観葉植物と言えるでしょう。
手間をかけなくても枯れにくい
テーブルヤシを育てていて特に感じることが、枯れにくいということです。当局でもテーブルヤシを玄関に置いていますが、日の光が入りにくい場所で、一般的には観葉植物を置く場所としてはふさわしくありません。数週間に一度、明るい日陰となる窓際へ置いて日光浴をさせますが、元気にスクスク育ってくれています。新しい芽も生やしてくれていて、生命力が高いことから風水的にも良いことを伺えます。
パキラ
「快活」や「勝利」という花言葉を持つパキラ。勝負事や商売をしている方にとってはその花言葉は励みになるのではないでしょうか。パキラは木なので生長すると大きくなりますが、玄関のような場所で置く分にはそこまで速く育つことはないでしょう。万が一大きくなった場合には枝を剪定し、それを使ってまた別のパキラの株とすることもできます。緑々しいパキラの葉や茎からは毎朝毎晩元気をもらい、まさに玄関に置くにふさわしいと実感している観葉植物です。
風水として玄関に置くことが最も望ましい観葉植物
風水にとって玄関は運気の入り口となる場所で、風水を考える上では一番大事な場所とも言える場所です。パキラは部屋のどこに置いても風水的に良いとされますが、下へ向けて尖った葉を伸ばすパキラは「悪い気を鎮めて生命力溢れた力強いパワーを発する」ことから、部屋の運気の大きく左右する玄関こそパキラが一番ふさわしいと言えます。
ザミオクルカス
ザミオクルカスの花言葉「輝く未来」は、自分やお子様の夢を叶えたいという気持ちの表れとして玄関に置く観葉植物としてとてもふさわしいと感じます。写真はザミオクルカス・ザミフォーリアで、金銭樹と呼ばれ金運アップとして縁起の良い観葉植物です。
日陰でも全然枯れない耐陰性
ザミオクルカスをすでに2年以上玄関に置いていますが、枯れることなく生育しています。玄関という少々日照条件が悪い場所に置いているので、その大きさを伸ばすこともないですが、それはそれで玄関に置く観葉植物としては都合が良いです。日照条件が悪い場所でも枯れない観葉植物は限られますが、その中でも特に耐陰性が強いザミオクルカスは、植物のメンテナンスをするのが面倒だったり苦手な人こそ、玄関に置く小さめの観葉植物としてオススメです。
犬や猫などのペットがいるお部屋には不向き
ザミオクルカスはその樹液に触れると痺れたり少し毒性のある観葉植物なので、犬や猫などのペットがいたずらしてしまうような可能性がある場合には避けた方が良いかもしれません。犬なら背丈が届かないところへ置けば心配ないかもしれませんが、猫の場合は飛んだり跳ねたりして届いてしまう可能性もあるので、オススメできません。
ポトス
ポトスを玄関に置く最大のメリットは、なんといってもその耐陰性。暗くてもどんどん新芽を出し、根や茎を伸ばします。上の写真は実際に玄関に置いているポトスの写真ですが、最初は3枚ほどしか葉っぱがありませんでした。それが、2週間ほどでその葉の数を倍にし、今もどんどん生長しています。玄関にはほんの少しの光が入ってきていますが、たったこれだけの光だけでこんなに元気な状態を維持するのだなと感心しています。玄関に飾る観葉植物は絶対に枯れてはいけないという条件があるので、耐陰性に優れたポトスはそれをしっかり叶えてくれる観葉植物です。
枯れる葉が出てきたら
日当たりの良い場所に置いていても、葉が一枚だけ枯れたりするポトス。部分的に枯れることがあります。枯れた葉は風水的に放置すると良くないので、見つけたら取り除くようにしましょう。
玄関に置く観葉植物は小さめならたくさん置けて風水にも良し
小さめの観葉植物ならスペースを取らず、たくさんの種類を置くと玄関の雰囲気もインテリアも良くなりますね。日光が差し込む玄関であれば問題ないですが、暗い玄関の場合に長期間置いていると少し弱ってくることもあります。そのため、観葉植物に2グループ作り、1グループは玄関、もう1グループは直射日光の当たらない明るい日陰に起き、1ヶ月ごとにローテーションさせると良いかもしれません。こうすることで、隔月で日光から栄養吸収し、その英気を上手にキープできるでしょう。玄関に置く観葉植物には生き生きとしてもらうことで、風水的にも見た目的にも元気をもらえます。ぜひ、お試しください。
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