観葉植物のコバエにハッカ油は低コスパ!駆除にはダントツを使え

ダントツ水溶剤を2000倍で希釈した水 おしゃれ部屋作り

観葉植物にコバエが発生し出すのは梅雨を明けてくらいでしょうか。最初は1匹がぴょろっと出てきたくらいかと思っていたのが、夏頃には視野内に数匹…耐えられませんよね。殺虫剤を検討するにあたり、ハッカ油を使おうとする理由には匂い対策があるかと思います。当記事では、ハッカ油以上にコスパが良く無臭で殺虫できるコバエ駆除の方法について紹介します。

アウトドアと観葉植物が好きな37歳(男)。広告代理店勤務ですが、撮影スタジオのインテリア責任者も務めています。土日は釣り、テニス、カフェやインテリア雑貨巡り。30以上の観葉植物を生育中。スイーツ好きで、特にドトールのかぼちゃタルトが大好きです。慢性的な腰痛を直すために、日々姿勢改善など取り組み中。

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観葉植物のコバエ駆除にハッカ油はコスパが悪い!

ハッカの匂いが良いことから、良い香りがしながらもコバエも駆除できるという一石二鳥に惹かれてハッカ油を使う人がほとんどかと思います。しかし、実際に使用するのはハッカ油だけではなく、コバエ駆除剤を作るには他に精製水と無水エタノールを混ぜる必要があります。まずはハッカ油でのコバエ駆除剤の作り方とそのコストを紹介します。

ハッカ油を使ったコバエ駆除剤の作り方

ハッカ油のコバエ駆除剤の材料をおさらいします。

無水エタノール10ml
ハッカ油10〜20滴
精製水90ml
ハッカ油の駆除剤の分量

ボトルに無水エタノールを入れ、そこにハッカ油を垂らし、さらに精製水を混ぜれば完成です。作り方は簡単ですが、問題はそれぞれを購入するところにあります。Amazonで購入できる最小単位でみると無水エタノール500mlが¥1,000、ハッカ油20mlが¥500、精製水500ml2本で¥1,500です。ハッカ油10滴が0.5mlとしたならば、上の分量で作ると無水エタノールは50回分、ハッカ油40回分、精製水11回分ですべて使いきります。無水エタノールとハッカ油が数十回分を残して余るので、精製水を追加購入すればまだ使えますが、コバエ駆除する観葉植物はそこまで多くないですよね。例え多かったとしても、わざわざ生成しなければならず、非効率に思えます。

虫除けスプレーなど観葉植物以外の用途もあるならハッカ油駆除剤もアリ

Amazonで購入できる最小単位の各種材料は、すべて合計すれば約¥4,000もします。観葉植物のコバエを駆除する際に使用する薬としては高コストですし、後述する方法であれば数回でコバエが駆除できます。10回以上も使用する用途がないので、ハッカ油を使用したコバエ駆除はコスパが悪いということになります。ただし、観葉植物のコバエ駆除以外にも使用することが見込まれる場合は別です。ハッカ油はコバエ駆除だけではなく、虫除けスプレーなどにも使用できるものです。こういった場合には、ハッカ油でコバエ駆除剤を使うのはアリかと思います。

観葉植物のコバエ駆除は「ダントツ」がコスパ最高

わざわざ3つの材料を混ぜ合わせ、高いコストを支払ってまでしなくても、もっとコスパの良いコバエの駆除方法があります。使うのは住友化学の殺虫剤「ダントツ水溶剤」。粉末になっていて、いつもの水やりの水に混ぜるだけでOKというお手軽な方法です。しかも嬉しいのは無臭ということ。ハッカ油を使った駆除剤のようにいい香りはしませんが、目的はコバエの駆除なのでそれは良いでしょう。

ダントツ水溶剤の粉末

観葉植物のコバエだけではなく、元々は野菜栽培での害虫駆除を目的とした殺虫剤なので、育てている観葉植物にも優しい殺虫剤です。駆除する害虫の数はメーカーの適用害虫と使用方法の通りですが、その数の多さにビックリです。

観葉植物の土にわくコバエといえばキノコバエですが、キノコバエは土の中に卵を産むので、土の中まで殺虫剤が浸透していく必要があります。ということを考えれば、霧吹きのような土の表面だけではなく、ジョウロで水を鉢全体にかけて鉢底から水が出てくるくらいに染み込ませたいですね。

ダントツ水溶剤を使ってコバエを完全駆除する手順

ダントツ水溶剤は2000〜4000倍に希釈して使うことが推奨されています。鉢の大きさにもよりますが、1リットルのジョウロに0.5gのダントツ水溶剤の粉を入れれば2000倍ですね。今回はこの量で希釈し、鉢にかけていきます。ダントツ水溶剤の蓋が計量カップになっているので、だいたい0.5gくらいを測ります。

水1リットルに対してダントツ水溶剤0.5gを入れる

水に入れればすぐ溶け始めます。少々混ぜれば完成です。粉末と同じ色の薄い青色となり、2000倍に希釈すればこのくらいの色になります。

ダントツ水溶剤を2000倍で希釈した水

あとはいつも通り、水やりをしていくだけです。土の中の害虫が殺虫されることを願いながら、気持ちいつもより多めに水やりをしました。

ダントツ水溶剤2000倍の希釈水で水やり

以上でダントツ水溶剤でのコバエ駆除は完了です。コバエがすでに大量発生している状況下だと、この作業を2〜3日連続で水やりをすることでコバエが発生しなくなったという報告もあります。害虫によっては複数回駆除作業をしないと駆除できない害虫もいますが、それでも数回水やりするだけでOKであれば大した手間にもなりません。1回0.5gとしたら、ダントツ水溶剤は最小ボトルの125gで十分でしょう。

新しく発生したコバエから土に卵を産みつけられないように

一度駆除作業をしたはいいけど、駆除した土に新しく卵を産みつけられては意味がありません。キノコバエは土に表面から数センチ下に卵を産みつけるため、表面を無機質な赤玉土で覆うことで卵が産みつけられなくなります。今植えられている土の中からコバエを駆除するだけではなく、今後も産み付けられないように赤玉土で表面5cmほどを覆い、コバエの発生を防止しましょう。

赤玉土でキノコバエの卵を産みつけられることを防止

土をゴールデン粒状培養土にすれば赤玉土もいらない

土の表面5cmに赤玉土を覆うことでキノコバエの産卵防止になりますが、植える土を「ゴールデン粒状培養土」にすることで赤玉土も必要としなくなります。ゴールデン粒状培養土は無機質なのでコバエが餌となる有機物を含みません。これにより、そもそもコバエがいきていくことができない環境のため、コバエが散乱する場所として選ばれなくなるというものです。その他に水はけがよく観葉植物がよく育つということで人気。こちらの記事を参考に、コバエを絶対に発生させたくないという方は土そのものをゴールデン粒状培養土にしてみてはいかがでしょうか。

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観葉植物のコバエ駆除にはハッカ油ではなくダントツ水溶剤を使おう

観葉植物に発生するコバエ駆除のためだけに数種類の材料を買って混ぜ合わせるのは、費用的にも作業量的にもコスパが合いません。ダントツ水溶剤だと100回分あっても¥1,500円ほどで済むため、とても経済的です。買ってきたばかりの観葉植物は安価な土に植えられている可能性も高く、そのまま部屋においておくとコバエが発生する確率が高いので、このダントツ水溶剤で消毒するというのもアリでしょう。買ってきた土に植え替えする際には、このダントツ水溶剤を通して植え替えています。そのくらい、コバエは鬱陶しいので、発生しないよう安価で簡単な方法で防げるとベストですね。ぜひ、お試しください。

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