花瓶の大きさはどう選ぶ?
花の大きさが色々有るように花瓶にもサイズがいろいろあります。ではどうやって大きさを決めたらいいのか?
1番簡単な方法は、花と花瓶の対比を2対1にすることです。花の高さの半分の大きさの花瓶を選ぶのが一番簡単です。百合などの背の高い花の場合は高めの花瓶が安心ですし、すずらんのように背の低い花には背の低い花瓶が必要となります。
切花は水を吸い上げるために水の深さもある程度必要となりますので、背の高い花を低い花瓶に生けるのは花が長持ちしない原因になりますのでなるべく避けた方が賢明です。
花瓶の形はどう選ぶ?
では、形はどうでしょうか?すらっとした花瓶からぽってりとした花瓶まで色々な形の花瓶が存在します。初心者さんは口の形を見て選ぶと失敗が少ないのではないでしょうか?
口が大きく開いた花瓶は可愛いのですが、正直花が生けにくいのが特徴です。なるべく、口がすぼまったものかくびれているタイプを選びましょう。
特にくびれているタイプはくびれ部分で花を一度集めてくれ口の部分でまた広げてくれるので花束に近い状態で花を生けることができるので、簡単にバランス良く花を生けることができます。初心者さんはツボ型か、口のすぼまったタイプを選びましょう。
花瓶の素材はどう選ぶ?
一口に花瓶と言っても本当に色んな種類の花瓶があります。素材も選択肢の1つですね。
やはり多いのはガラスの花瓶と陶器の花瓶。ガラスの花瓶はその透明感から花とグリーンがよく見えて、爽やかさや清々しさを部屋へ与えてくれ、花を引き立ててくれること間違いなしです。しかも家の中のどこにおいても馴染みやすく初心者さんにおすすめです。
注意点としては、透明なぶん茎までしっかり見えるので、水が濁ってしまったり花瓶の中でごちゃごちゃしているのも全て見えてしまいますので、花の種類によっては手間がかかるかもしれません。しかし、その透明感はやはり何にも変えられない魅力ですね。
ガラスの花瓶と同じくらいよく見かけるのが陶器の花瓶。こちらも使いやすい初心者向けの花瓶です。ガラスに比べ、色々な色があり、色だけではなく和風な柄の入ったものや北欧風な模様の入ったものまで様々です。
花に合わせるのが難しそうと思われるかもしれませんが、難しいと思った時は花の中にある色を花瓶と合わせると簡単です。赤いお花なら、赤い花瓶。黄色い花なら黄色の模様が入っている花瓶。これなら間違いなく花を引き立ててくれるでしょう。
さらに、ガラスの花瓶と違って茎の部分が見えないので、花をざっくりと生けてもサマになるのも陶器の魅力。部屋のインテリアに合わせて花瓶を選びたい場合は陶器もおすすめです。
- インテリアの邪魔にならないようにしたい=ガラス
- インテリアの一部として花瓶を選びたい=陶器
と言う選択の仕方もできますね。
家にあるものを代用してみるのはいかがでしょう?
水差しに花を生けるのはヨーロッパではよく見かける風景です。ものを大切にする精神が強いヨーロッパでは花瓶と水差しを兼用したり、使い終わったジャム瓶や、飲み終わったワインの瓶などを花瓶として利用することも多いそうです。
確かにこれなら花がない時には、通常の役割を果たしてもらえ無駄がないですよね。海外製品のジャム瓶や、ワインの瓶などおしゃれなものも多くありますので、使い終わったら綺麗に洗って花瓶として使用してみてはいかがでしょうか?
ラベルは貼ったままでお剥がしてもお好みでどうぞ。おしゃれ上級者に見えますよ!
小さい花瓶をいくつか並べても素敵です。
SNSでもお花のタグはとても人気があり、とても上手に花を飾っている方が多く存在します。
最近人気なのが、花によって花瓶を使い分け、たくさんの花瓶を並べて飾る手法。1輪ずつ花瓶が必要ですが、花束をばさっと生けるより実は簡単です。
背の高い花、低い花、枝物などたくさんあればあるほど1つの花瓶に生けるのはバランスが難しく、水替えのたびに悩むことになります。
しかし、花1つ1つに花瓶を分けてしまうと水替えも簡単で、花が短くなってきたから花瓶も小さいのに変える。などまた雰囲気が変わって楽しむことができます。
最近はメルカリなどでも安く花瓶が販売されていますし、小さなものなら100均でも手に入ります。小さめの花瓶をいくつか用意して見るのも楽しいのではないでしょうか?
花屋さんへ行くと色とりどりの季節の花が売られていて、部屋に飾ってみたいなと思う方は多いと思います。しかし、意外と「花瓶を持っていないのです。」と言う方が多い!
結論を言うと水が入ればなんでもいいのですが、せっかくなので可愛く飾りたいと言う気持ちがとてもよくわかります。
好みの花瓶を探してみましょう!
今回は、ガラスや陶器の花瓶をご紹介しました。ヨーロッパのように空き瓶に生けてみたり、小さくてお値打ちな花瓶をいくつか用意してみる方法も活用していただけると嬉しいです。難しくないので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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