テーブルヤシの水栽培はインテリア的にとても映えることからとても人気な育て方です。また、買ってきたテーブルヤシは安価な土が使われていることもあり、コバエや虫の発生などを考えると水栽培に変えて育てる方がメリットがあります。当記事では、テーブルヤシを土から出し、根を水に入れて育てる水栽培の方法を紹介します。
テーブルヤシを水栽培する手順
テーブルヤシを土から水栽培に植え替えるベストなタイミングは暖かい春〜初秋ですが、猛暑となる8月の最も暑い時期は避けた方が良いでしょう。これまで育った土から急に水に変わるので、テーブルヤシにとって一番最適な温度や湿度の環境下のタイミングで植え替えを行ってあげることで、健康的に生長を促すことができるでしょう。このタイミングにてテーブルヤシを土から水栽培へ植え替えていきましょう。
1. 土を落とす
テーブルヤシをポリポットや小さな鉢から取り出し、土を落としていきます。土を落とす際には小さな袋などに入れて叩くと土を落としやすいです。この際、根っこが多少ちぎれてしまうかも分かりませんが、問題ありません。
2. 根っこに残った土を水洗いする
土を落とした後は、根っこを水道水で水洗いします。水栽培をするので、土が残っていると水が土で汚れてしまうためです。多少の土が残っていても問題ありません。
3. 透明のビンやグラスに入れて飾る
テーブルヤシを水栽培する際に使用するビンやグラスは透明だと根っこが伸びて生長する姿を確認できるのでお勧めです。使用するビンやコップは間口が小さなものを使用すると、テーブルヤシが広がらずまとまりやすいのでオススメです。また、ビンやグラスの深さが根っこからテーブルヤシの葉っぱの付け根くらいの長さのものを使うと、全体のバランスがちょうどよくなります。
テーブルヤシの水栽培を行う環境
一日の中で数時間だけ日が当たるような場所に置くのがベスト
水栽培であってもなくても、できるかぎり日陰に置くのが望ましいです。とはいえ完全に日陰となるようなトイレや玄関に置くというよりは、一日の中で多くの時間が日陰で1〜2時間日当たりがあるような場所が最も望ましいです。葉焼けを起こさない範囲でちょうど良い場所に置いてあげてください。
水の入れ替えは数日から一週間に一度
水栽培なので水やりはありませんが、それでも水を入れ替えずにいると腐ってしまいますので、定期的な水の入れ替えをしましょう。2〜3日に一度のペースがベストではありますが、一週間に一度のペースでもOKです。水にメネデールなど植物活性剤を入れてあげるとより良いです。
冬の間は要注意
耐寒性は高くありません。室内でも窓際などは部屋の気温の中でも低くなりがちなので、日当たりよりも気温を優先して移動してあげましょう。
水栽培を開始してからのテーブルヤシの生長
テーブルヤシの生長はそこまで早くありません。ゆっくり育つため、最初からぴったりサイズのビンやグラスを使用してもそんなにすぐ換えるタイミングにはならないでしょう。
テーブルヤシは大きく育つまでは水栽培で育てよう
小さいうちはインテリア的にもとても映えるテーブルヤシ。水栽培をすることでその魅力はぐっと上がるように思います。小さいままにしておきたいという場合は、ビンのサイズをそこまで大きくせず、時々伸びすぎた根っこや葉っぱを切り落としてあげるとよいでしょう。この際、健康的な根っこや葉っぱではなく、少し弱っている古そうなものを優先して切ることでテーブルヤシの全体的な健康が保たれやすくなるかと思います。ぜひ、お試しください。
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