モンステラを植え替える最適な土 – 室内ならゴールデン粒状培養土

モンステラを植えたゴールデン粒状培養土 観葉植物

モンステラの植え替えに使う土は何を使うと良いでしょうか。室内で育てているならば、ゴールデン粒状部培養土一択です。観葉植物用と書かれた土にどうしても惹かれがちですが、同様の気持ちで3度ひどい目に合ったことがあります。当記事では、モンステラの植え替えに最適なゴールデン粒状培養土をご紹介します。

アウトドアと観葉植物が好きな37歳(男)。広告代理店勤務ですが、撮影スタジオのインテリア責任者も務めています。土日は釣り、テニス、カフェやインテリア雑貨巡り。30以上の観葉植物を生育中。スイーツ好きで、特にドトールのかぼちゃタルトが大好きです。慢性的な腰痛を直すために、日々姿勢改善など取り組み中。

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「観葉植物用」と書かれている土なら何でも良いか?

観葉植物用とパッケージに書かれていることで、絶大な信頼感がありますよね。僕も過去に何度もその文字に乗せられて買った記憶があります。結論、モンステラをはじめとした観葉植物が育つことに変わりはありません。しかし、それに踊らされてそのまま室内で育成している観葉植物を植えると、とんでもない被害に遭います。

コバエの大量発生

「観葉植物用」と書かれている、書かれていないに関わらず、植え替えする観葉植物を室内で育てているのならば、コバエが発生しやすい土は絶対に避けた方がよいでしょう。一度コバエが発生すると処置しても違う場所に残っていてまた繁殖し、その繁殖を止められないという負の連鎖が始まります。こうなると季節的に発生しなくなる時期を待つか、バルサンのような室内に生息している害虫を一斉駆除するような大掛かりな対策を必要としてしまいます。

飛び回るコバエの処理にコバエホイホイ
飛び回るコバエの処理にコバエホイホイ

個人的にはバルサンだと植物やパソコン機器類に影響があることを恐れ、コバエホイホイを設置しました。恐ろしいほどコバエが入り、写真ではお見せできないほどの回収数に助けられました。

コバエの成虫がいなくなったはずなのに、また発生する

バルサンで部屋中のコバエを駆除したのに、何日かするとまたコバエが出てきたということは全く珍しくありません。このように、コバエは土の中で卵を産み、孵化して土の中にある有機物を餌に成長し、やがて部屋の中を飛び回るようになります。

購入する前から土の中にコバエの卵がある

モンステラの土を植え替えた後に部屋にいたコバエが土に産卵するケースもあると思いますが、それ以上に高確率で購入した時点ですでに土の中に卵が含まれていたと考えるのが妥当です。土の生産工程は商品によって様々ですが、熱処理など害虫駆除処理をしていない土は高い確率でコバエが発生します。個人的な統計ですが、これまで観葉植物用と謳っている商品を3回購入し、3回ともコバエが発生しました。

カビから派生した白絹病菌が含まれていることも

白絹病菌とは、土の表面に突如現れる白い粒です。これも買ったばかりの観葉植物用の土に植え替えて一週間後に発生しました。白絹病菌は一度現れると植えている観葉植物に感染し、白絹病になって枯れてしまうどころか、近くに置いてある他の鉢の植物にどんどん感染して枯らせてしまう厄介な菌です。

モンステラを植えている鉢の土表面に発見した白絹病菌

白絹病菌の発生源はカビなのでどの土を使っても現れる可能性はありますが、少なくとも加熱処理をしている土ならパッケージを開けるまではカビ菌が付着している可能性は限りなくゼロに近いでしょう。

モンステラの植え替えにゴールデン粒状培養土をオススメする理由

コバエが発生しにくい

上で述べたコバエの繁殖ですが、コバエが餌とする有機物がゴールデン粒状培養土には含まれません。ゴールデン粒状培養土は人工的に作られた土で、無機物です。餌となる有機物が含まれないため、コバエが産卵できず、繁殖することができないのです。

生産時に加熱処理をしている

ゴールデン粒状培養土は製造工程中に高熱で加熱殺菌しているため、購入したばかりの土の中にコバエをはじめとした害虫が一切含まれていません。

「加熱殺菌」済みで雑菌なし!
製造工程中に200℃で加熱殺菌しているので、病原菌や雑草の種が混入している心配がありません。

アイリスオーヤマ「ゴールデン粒状培養土とは」

200℃の熱に耐えられる害虫なんていないでしょう。雑菌処理を薬剤で行って販売している土が通常と思いますが、薬剤よりも加熱処理の方がより確実と言えます。

モンステラがスクスク育つ

ゴールデン粒状培養土に植え替えたモンステラが枯れたことは今まで一度もありません。もちろん、日当たりや水やりを適切に行っていることもありますが、それ以上に土による効率的な生長環境が整っていることも枯れない大きな要因と考えます。

レースのカーテン越しの日当たり場所に置くモンステラ

水はけが良い

ゴールデン粒状培養土はその名の通り粒状になっているので、粒と粒の間にちょうど良い隙間があり、この隙間が水はけの良さを演出します。水はけが悪いと水溜まりに雑菌が発生しやすく、その周りの根を腐らせてしまいます。そういった理由から、水はけが良い土というのはモンステラをはじめとした観葉植物の生長にとても重要なのです。

粒状の土で水はけの良いゴールデン粒状培養土

生長には土の中にも空気が必要

根っこは水分を吸収するためのものと思われがちですが、実は根っこでは空気も吸っています。最近では野菜の農業でも根っこに適度な空気を吸わせて効率よく農作物を育てる方法が取られていますが、モンステラのような観葉植物も同様に根っこから適切な量の空気を吸わせることでより効率的に生長を促せます。ゴールデン粒状培養土の粒と粒の間の隙間はこういった空気が通る道として重要な役割を果たします。

モンステラを植え替えるならゴールデン粒状培養土の一択

様々な土を試してきましたが、現在室内で育てているモンステラ、そしてすべての観葉植物の土にはゴールデン粒状培養土を使用しています。コバエが発生しにくく、モンステラもスクスク育っている点から絶大な信頼を寄せています。観葉植物用と花・野菜用とありますが、実際に両方使ってみましたが大きな違いは見受けられませんでした。今から買うなら観葉植物用で良いと思いますが、ホームセンターに行って花・野菜用しかない場合にはそれを買っても問題ありません。ぜひ、ゴールデン粒状培養土に植え替えてモンステラの室内生育を楽しんでいただけたらと思います。

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