ハイドロカルチャーの「3つのデメリット」とその対策方法について解説!

ハイドロカルチャーで育てるモンステラ 観葉植物

見た目のインテリア性の高さや、虫が湧きにくく衛生的で、初心者でも育てやすいということから、近年人気が出てきている「ハイドロカルチャー」。その一方で、土植えと比べた時のデメリットがあることも事実です。

この記事では、ハイドロカルチャーで植物を育てる上での、3つのデメリットにフォーカスし、その対策方法についてご紹介していきます。これからハイドロカルチャーを始めたいと思っている方は是非参考にしてみて下さい。

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ハイドロカルチャーの3つのデメリット

一般的な「土植え」で育てる方法と比較をした際、ハイドロカルチャーで植物を育てるデメリットとして、大きく下記の3つがあります。

  • 根腐れして枯れやすい
  • 大きく生長しにくい
  • 向いていない植物がある

一つずつ詳しく説明していきます。

ハイドロカルチャーのデメリット①:根腐れして枯れやすい

根腐れ防腐剤を入れていないハイドロカルチャー

根腐れとはその名のとおり、根っこが腐ってしまっていることを指します。根っこが腐ってしまうのは、植えていた植物から出た老廃物が蓄積し、ハイドロカルチャーの容器内に雑菌が多く存在してしまっていることが原因です。

通常の鉢の場合は土壌内の細菌が老廃物を分解したり、水やりの際に底から水が抜け、この時に植物から出た老廃物も流れます。しかし、ハイドロカルチャーは植えているハイドロコーンが無機物であり老廃物を分解してくれる存在の細菌も存在しておらず、老廃物が分解・出る機会がありません

ハイドロカルチャーで育てていた植物が数ヶ月経つ頃に枯れてしまったり、ぐったり首を下に垂れるような形になってしまった場合には、根腐れしている可能性が高いです。下記の写真は水耕栽培(水のみ)での育成をしていた植物が根腐れをしてしまっている状態です。

水耕栽培(水のみ)での育成をしていた植物が根腐れをしている状態

見た目ではわかりにくいですが、葉っぱに元気が無く、根っこから腐敗臭がします。根っこを触ってみるとブヨブヨしていて、少し引っ張るだけでボロボロと取れてしまいます。腐った根っこは復活しないため、除去する必要がありますが、残った根っこが少ないとそのまま枯れてしまうケースが殆どです。

ハイドロカルチャーのデメリット②:大きく生長しにくい

「土植え」と「ハイドロカルチャー」で、それぞれ同じ環境で6ヵ月間育成した結果の比較

上の写真は、「土植え」と「ハイドロカルチャー」で、それぞれ同じ環境で6ヵ月間育成した「カポック」の比較画像です。土植えの方は葉っぱに張りがあり、明らかに健康的に育っていることが見て取れますが、ハイドロカルチャーで育た方は、全体的に葉っぱが垂れ下がり、背丈も小さくなっているのがわかります。

土植えであれば、有機物をたくさん含み栄養分として吸収できるところ、ハイドロコーンは無機物で栄養素を持ちません。さらに、水も無くなったら継ぎ足しといった形で循環量に乏しいです。根っこは土と空気から栄養を、水から水分を吸って株全体に必要な栄養と水分を送り届けます。ハイドロカルチャーでは生存する分に必要な栄養と水分は得られていますが、生長して株を伸ばすほどのものは得られません。

ハイドロカルチャーのデメリット③:向いていない植物がある

ハイドロカルチャーで枯らしてしまったグリーンネックレス
ハイドロカルチャーで枯らしてしまった多肉植物「グリーンネックレス」

ハイドロカルチャーは、全ての植物で育成できる方法ではありません。例えば、多肉植物などは乾燥地帯で育つ生体メカニズムとなっているため、ハイドロカルチャーの水に浸しながら育成する方法では、根腐れを起こしやすくなります。また、日光を好む植物は、直射日光に当たりやすい環境で育てる必要がありますが、直射日光により水温が上昇すると、藻が生え、植物にとって育成環境が悪くなってしまうことになります。

育てたい植物がハイドロカルチャーに適応できるかということは、事前にしっかりと調べておく必要があります。ハイドロカルチャーで育成しやすい植物の種類については、下記の記事にて紹介をしていますので参考にしてみて下さい。

ハイドロカルチャーのデメリットを対策するポイント

これら3つのデメリットですが、しっかりと対策をすればハイドロカルチャーであっても問題なく育てることが可能です。諦めてしまう前に、対策方法についても確認をしていきましょう。

防腐剤を使って根腐れリスクを大幅に軽減!

ハイドロカルチャーが根腐れしないよう容器の底に敷き詰めた根腐れ防腐剤のミリオン
ハイドロカルチャーが根腐れしないよう容器の底に敷き詰めた根腐れ防腐剤のミリオン

ハイドロカルチャーをする際には、植物から出た老廃物を分解してくれる「根腐れ防止剤」を底に敷き詰めることで、根腐れを防ぐことができます。方法は簡単で、ハイドロカルチャーをしている容器に入れているハイドロコーンの下に根腐れ防腐剤を敷き詰めるだけです。これにより、植物から出た老廃物が下へ沈み、根腐れ防腐剤により分解されます。根腐れ防腐剤にはミリオンが使っている人たちのレビューも良く、オススメです。

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定期的に容器の匂いをチェック!

根腐れ防腐剤を底に敷き詰めれば1年、長くて2〜3年枯れずに生育するケースもありますが、分かりやすいのは、容器内の水が臭くなっていないかをチェックすれば分かりやすいです。老廃物が溜まって分解できない状態が続くと、水が腐っている匂いを放つようになります。近寄って容器内を臭わないと感じることができませんが、2週間から1ヶ月に一度、水やりのタイミングでも良いので容器内を嗅いでみましょう。

また、匂いがしなかったとしても、半年に一度はハイドロコーンと防腐剤を交換してあげるようにしましょう。定期的に入れ替えてあげることで、清潔な環境を保つことができ、植物も枯れにくくなります。

容器内の水が臭くなったので植え替えを行うハイドロカルチャー

置き場所次第では大きくなることも!

明るい日陰に置いたハイドロカルチャーで育てるモンステラ

直射日光を当ててしまうと植物によっては葉焼けを起こしてしまいますが、レースのカーテン越しの窓際のような明るい日陰であればどの観葉植物も効率的に光合成を行うことができるでしょう。土壌環境から得られる栄養は少ないですが、日光から得られる光で効率的な光合成を促すことができれば生長する可能性を高めることができるでしょう。

肥料を与えて成長力UP!

肥料・メネデールを入れるハイドロカルチャー

与える水に肥料を加えましょう。肥料は入れすぎても無意味どころか植物にとって悪影響となってしまうので、パッケージに記載されている適度な量の肥料を水に加えましょう。メネデールはたくさんの方が使用するなかでとても良いレビューが多い人気の高い肥料です。液体なので水やり時に与える水に少量混ぜるだけでOKです。当局でも明るい日陰で育てるハイドロカルチャーにはメネデール入りの水を与えるようにしています。

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ハイドロカルチャーにはメリットもいっぱい!

ここまでデメリットについて解説をしていきましたが、実際はハイドロカルチャーでの育成はメリットも沢山あります。ここからは、ハイドロカルチャーで育てることのメリットについてもご紹介していきます。

匂いが少なく、清潔で虫が湧きにくい!

トイレの手洗い場の横に飾られているパキラ

無機質であるハイドロカルチャーは、土植えのような有機物の匂い(いわゆる土臭さ)というものは一切ありません。また無機質であることは、有機物を餌とする害虫(コバエなど)が湧きにくくなり衛生的です。手洗いのような清潔さが必要な場所であっても、安心して育てることができますね。

軽量なので吊り下げることができる!

天皇に吊るしたハンギング・ハイドロカルチャーモンステラ

土と比べて非常に軽量であるハイドロカルチャーは、天井やカーテンレールから植物を吊るして育てる「ハンギングプラント」において、落下のリスクを軽減できる育て方として重宝されています。今まで棚や床に飾っていた植物達を、ハイドロカルチャーに植え替えることで、一気にお洒落な部屋に変えることができます。

水やりのタイミングがわかりやすい!

ハイドロカルチャーの水を注ぐ位置

初心者さんが植物を枯らしてしまう原因で多いのが、水のあげ過ぎによる「根腐れ」です。可愛くてついつい沢山与えてしまいがちですが、 ハイドロカルチャーは透明の容器で育てることで、水やりのタイミングを可視化することができます。「土が完全に乾いてから水をあげましょう」という難しい”

お洒落で可愛い!

様々な種類の植物であっても、容器の形を揃えたり、飾り石などを入れることで、一般的な植木鉢よりもお洒落で可愛く魅せることができます。

一から全てを作るのではなく、植物とハイドロカルチャーに必要なもの(容器・コーン・飾り石・防腐剤)が一式セットで販売している商品もありますので、すぐに始めたいという方にはこちらもおすすめです。

ハイドロカルチャーの簡単な育て方については下記の記事でも紹介していますので、是非参考にしてみて下さい。

デメリットもしっかり意識しながらハイドロカルチャーを育てましょう!

ハイドロカルチャーは育てやすくて人気の育成方法です。とはいえ植物は生き物。少しでも管理を怠るとあっという間に枯れてしまうなんてこともあります。これからハイドロカルチャーデビューをされる方は、このようなデメリットも忘れないように頑張って下さい!

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