マドカズラは繁殖力がとても高く、1つのマドカズラから2つ、3つと株を増やせる観葉植物です。しかし、剪定する場所を間違ってしまい、増やせずただただ枯らしてしまったという方も少なくありません。そこで、当記事ではマドカズラの正しい増やし方を紹介します。マドカズラは簡単に増やせますよ!
マドカズラを増やすには剪定場所が重要
マドカズラの剪定場所はどこでも良いわけではありません。切ったマドカズラから新しく根っこを生やさないと、新しい株として生長することができません。切った茎から新しく根っこを生やすのは生長点と呼ばれるところからのみ。つまり、生長点がない状態で剪定してしまうと、根っこを生やせず枯れてしまうということです。
マドカズラの生長点
マドカズラの生長点は、茎から枝分かれして葉が生えている分岐点の根元にあります。具体的には、気根と呼ばれるボコッと出っ張った小さな根っこのようなものがあれば、その気根が新しい株では根っこになります。
気根はボコッとした凸状のものもあれば、長く伸びたものもあります。気根は長い方が新しい根が生えやすく新しい株として生長しやすいので、元となる親株に長い気根がある場所を優先して剪定すると良いでしょう。
気根の下を剪定し、水挿しにしよう
気根のすぐ下で剪定、すなわち新しい株となる方に気根を含めるような形で剪定しましょう。剪定したマドカズラは土に植えてもOKですが、新しく根っこが生え、たくさん、そして長く伸びるまでは水挿しにして水耕栽培として育てることでその成功確率を高めることができます。
水耕栽培開始1ヶ月後に発根
気根が水に浸るようにし、水耕栽培で育て始めて約1ヶ月もすると気根から白い髭のような根っこが生えてきます。こうなるとあとはもう少し根っこが長くなるまで待つのみです。
発根したばかりだと根っこが短いので、この根っこが少なくとも数センチ以上伸びれば水から出して土に植えてもOKです。
ずっと水耕栽培で育てられないのか
観葉植物を育てる初心者さんには、水耕栽培のまま育てることをオススメします。それは、水耕栽培だと水やりを忘れることもなく、枯らせる可能性がグッと低くなるからです。もちろん、同じ水のままずっと放置していると、水の中からミネラル成分がなくなり、マドカズラも水から栄養を吸収できなくなってしまいます。よって、1〜2週間に一度のペースで水の入れ替えが必要となります。しかし、土植えにすると「土が乾いたら水を与える」という、少し様子を伺いながらの水やり習慣が必要となってしまいます。初心者さんは意外とこの水やりするペースを把握しきれず、与えすぎたり足りなすぎたりしてしまいます。
水耕栽培には肥料を加えること
水耕栽培として瓶に入れる水は通常の水道水でOKなのですが、水道水のミネラル成分だけではマドカズラが必要とする栄養を十分に補うことができません。水耕栽培用肥料を加え、マドカズラが健康的にスクスク育つようにしましょう。水耕栽培用肥料はハイポニカが人気でレビューも良く、実際に当局の水挿しマドカズラがよく育っているのでオススメです。
正しい位置で剪定し、マドカズラを増やそう
剪定場所を間違わなければ水耕栽培によって意外と簡単にマドカズラを増やすことができます。失敗する理由の多くは、気根の位置とは関係のない場所で適当に剪定してしまっていること、そして水耕栽培ではなく土に植えて増やそうとしてしまっていることにあります。剪定したマドカズラが最も発根しやすい環境を与えることでその成功確率は最大限になります。ぜひ、お試しください。
コメント