ポトスを剪定して水挿しで育て始めて約2ヶ月経過すると、根っこが所狭しと伸び、土へ植え替え時期を迎えます。ずっと水挿しのままでも生長しますが、土に植え替えた方がさらに元気よく生長します。当記事では、ポトスを水挿しして発根させた後、根っこが伸びて土に植え替える方法を紹介します。
ポトスを土に植えてさらに生長させる
土に植える前にカビなど洗い流そう
しっかり日々メンテナンスできていれば問題ないですが、よく見ると茎にカビが生えていたりします。水挿しは茎近くが湿気が多く効率よく栄養を確保できるカビにとって格好の環境のため、たびたび茎にカビが生えることがあります。一度カビが生えるとしっかり洗い流さないと繰り返し生えてきます。これは土に植え替えてからも同じことを注意しなければならず、土の上に白いカビが広がることもあります。一度流水でカビの生えているところ以外もしっかり洗い流し、カビ菌を根絶させましょう。
土に埋める位置
水差ししていたポトスは、発根した根っこの位置より下に葉っぱが生えた茎があります。根っこはすべて土の中に埋めたいので、この葉っぱを剪定してもよかったのですが、幸い茎の長さが長いのでそのまま切らずに植えます。
水はけの良い土壌環境を作ろう
ポトスをはじめ観葉植物は水はけの良い土壌環境を作ることでその生長を最大限に促進することができます。水はけをよくするためには適度な隙間を土の中に作ってあげることです。まずは鉢底石を敷きます。
鉢底石の上に土を入れますが、ゴールデン粒状培養土なら通常の土より粒と粒の間に空間を生むことができるのでオススメです。
水挿しから土植えに植え替え後は多めに水やりを
これまで水の中に付けられていた根っこ部分が急に土になることで、水分をこれまでどおり効率よく水分吸収できなくなります。土植えに慣れるまでは少し多めに水やりをしてあげることで水分不足とならず生長させることができます。
最初は水やりを多めにし、徐々に通常へ戻す
ポトスは土が乾いたらの水やりするのが通常です。水挿しから土に植え替えた直後は水やりを多めで良いですが、ずっと続けていると根腐れを起こしてしまいます。とはいえ急に水やりの量を減らすと枯れてしまう可能性があるので、徐々に通常へ戻すようにしましょう。
日当たりや温度・湿度環境は水挿しと同じでOK
ポトスは他の観葉植物に比べ少々暗くても生長します。とはいえ植物なので日光で光合成しますので、トイレや洗面所のような日の光が届かないような場所に置いている場合には時々直射日光が当たらない明るい日陰に置いてあげましょう。
冬のような低温乾燥環境はポトスが枯れやすい状況となるので、屋外に置いている場合には室内に移してあげましょう。10℃を下回ると著しくポトスの葉がしおれてきます。11月ごろから2月は屋内より室内に入れてあげることで越冬しやすくなります。
ポトスを水挿しから土に植え替えて、こんもりした元気なポトスを育てよう
ポトスは水挿しでもずっと育ちますが、土に植えるとその生長力が遺憾無く発揮され、一気に葉っぱを増やすようになります。水挿ししていて葉っぱがなかなか増えないなとか、間延びするなといったことがあれば、土に植え替えてあげるのも一つの方法です。ぜひ、お試しください。
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