雑貨屋にいくと天井から観葉植物を吊るしているオシャレなインテリアのお店があります。インスタグラムでも豪勢な家で観葉植物が吊るされているのを見ていると、「うちでもできないかな」と思いますね。賃貸物件や新築の家に住んでいると、天井に穴を開けないと観葉植物を吊るすことができないのでは?と思いがちですが、実は穴を開けずとも観葉植物を天井から吊るしてインテリアを楽しむ方法があります。当記事では、一般的な賃貸物件や新築の家でも穴を開けず観葉植物を吊るす方法を紹介します。
ダクトレールに観葉植物を吊るす
ダクトレールとは、天井に這わせて照明電源となっているレールのことです。いや、そんなもの工事しないと設置できないよ!と思われがちですが、実は通常の照明電源に差し込むタイプのダクトレールが市販されていることをご存知の方は少ないと思います。
ダクトレールから通常通り照明を吊るして明かりを照らしていますが、2〜3個の鉢もその隙間から吊るしていますね。家電が並ぶキッチンなので割と普通になりがちなインテリアを、天井から吊るした照明と観葉植物でオシャレにしています。
市販されているダクトレール
値段は安いもので3,000円くらいから売られています。ダクトレールの色や長さはお好みに合わせて購入できますので、あとは耐荷重が何kgまで大丈夫なのかといったところを確認しましょう。
ダクトレールから吊るせるようにするためのフック
ダクトレールの設置ができれば、あとはダクトレールに吊るすためのフックが必要です。1つのダクトレールには耐荷重的に、そしてスペース的に吊るせる観葉植物は3個くらいまででしょう。フックはそこまで高額なものではないので、予備でいくつか持っていても良いと思います。
ダクトレールが付属している物件なら
最近ではダクトレールが最初から付属している賃貸物件も少なくありません。ダクトレールにメッシュパネルを吊るせば、天井一面に広げて観葉植物を吊るすことができるでしょう。ここまでくるとオシャレ度マックスですね!
突っ張り棒に観葉植物を吊るす
一番現実的な方法なのが、突っ張り棒を使って観葉植物を吊るすという選択。これはおそらくどの家庭でもできる方法かと思います。突っ張り棒に吊るして落ちないのか?と不安になるところですが、その突っ張り棒の耐荷重力を高めるグッズを使います。それが、「突っ張り棒が落ちない君」です。
耐荷重は150kgにまで
「突っ張り棒が落ちない君」という名前のとおり、本当に落ちなくなります。これを使うことでなんと耐荷重は150kgにまで至るため、もはや観葉植物程度では落下しません。当局はこの「突っ張り棒が落ちない君」を使って洗濯物を吊るしましたが、それでも落ちたことはありません。
穴を開けず壁を傷つけない
「突っ張り棒が落ちない君」はホッチキスを使って壁に装着します。厳密には穴を開けていますが、取り外してもその穴はほとんど見えません。ホッチキスの針は画鋲などのピン穴と比べると小さいため、壁紙に刺してもその穴は小さいです。ホッチキスを10〜20個刺すため、固定力はかなりのもの。穴が目立たず装着力も優れているということから、賃貸物件に住む主婦の方はとても重宝しているレビューが多いです。
装着の際に少しミスして穴が大きくなってしまったときには、壁紙の穴を埋めるパテで補修すれば完璧です。
窓際に突っ張り棒を設置
観葉植物は直射日光が当たらない明るい日陰に置くことが望ましいとされます。よく言われるのがレースのカーテン越しの窓際。ここに突っ張り棒が落ちない君に突っ張り棒を設置すれば、観葉植物もすくすく育ちます。また、窓際に吊るした観葉植物はインテリア的にも映えます。
ハンギンググリーンは仕立てられているものを買おう
掛ける場所を設置することはクリアできても、お手持ちの観葉植物を一からハンギンググリーンに仕立てるのは初心者さんにとって少し荷が重いですね。おすすめはmiipasのディスキディアエメラルド。多肉植物ですが、おしゃれな鉢に植えられたディスキディアエメラルドがマクラメの紐とセットで送られてくるので、商品が到着したらすぐにハンギンググリーンができます。今すぐに植物を吊るしたいとお思いの方は、こちらの商品を買うだけで実現できるのでオススメです。
カーテンレールに観葉植物を吊るすと高確率で破損する
観葉植物をカーテンレールに吊るす人が多数いますが、あまりオススメできません。というのは、過去に賃貸物件のカーテンレールに2〜3つほど観葉植物を吊るしていたことがありましたが、2年ほど経過して退去するときにカーテンレールが少し破損してしまっていたことがありました。「ここに洗濯物など吊るしましたか?」と管理会社の方から聞かれ、「そういえば…」と伝えるとしっかり補修費用が請求されました。賃貸物件で観葉植物を吊るすにはカーテンレールに吊るすのが一番簡単そうに感じられますが、カーテンレールは思った以上に脆いです。このカーテンレールの補修費用を払ったのは一度ではなく二度あるので、これはもはや事実として受け止めるようになりました。補修費用2万円は意外と無視できないですよ…。
数年ずっと吊るすと徐々に劣化してくる
カーテンレールはカーテンを吊るすことしか考慮されていない設計です。ピンポイントで荷重が加わることは設計されていませんし、ましてや数百グラムから1kgほどの重さになる観葉植物が2〜3つも吊るされれば壊れるのも理解できます。カーテンレールに植物を吊るした瞬間は大丈夫そうに見えますが、半年、1年、数年とずっと荷重が加わることでカーテンレールのネジが外れたりと至る所が破損します。
カーテンが閉めにくくなる
カーテンレールの途中に2〜3つも何かを吊るせば、カーテンを閉める都度避けなければなりません。カーテンが鉢の土に触れて汚れやすくもなります。
ダクトレールか突っ張り棒で観葉植物を吊るすオシャレなインテリアを
カーテンレールに吊るしてしまいがちな観葉植物ですが、ベストなのはダクトレールか突っ張り棒を設置し、そこに吊るすこと。この2つの方法であれば壁に穴を開けずして観葉植物を吊るすことができます。なお、吊るす方法の他にこだわるべきはその吊るすロープと鉢。プラスチックではない陶器の鉢は落ちた時に割れてしまうという心配もありますが、マクラメ素材のハンギングロープは滑りにくくとてもオススメです。
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