突っ張り棒を使用してできた壁の凹み跡は、賃貸物件を退去する際に補修費用として請求される可能性があります。普通に生活していたらできてしまう傷や劣化は貸主負担、すなわちオーナー側が補修費用を支払うものとされています(2021年5月21日時点)が、ネジ穴のような大きな穴は借りた側の負担になります。突っ張り棒の凹み跡もその対象となるケースもあるので、突っ張り棒を設置する前の段階であれば壁に凹み跡がつかないよう防止しましょう。当記事では、賃貸物件のような壁に突っ張り棒による凹み跡がつかないようにするための防止方法について紹介します。
突っ張り棒で壁に凹み跡がつかないよう防止する設置方法
突っ張り棒が凹む原因となるのは突っ張り棒の圧迫、つまり強く張れば張るほど凹んでしまいます。しかし、突っ張りを弱くすると落下する恐れがあるため、突っ張りを弱くすることはできません。
壁に凹み跡をつけず突っ張り棒の安定感を増すグッズ
「突っ張り棒が落ちない君」を使用することで、突っ張り棒による壁への凹み跡を防止することができます。冒頭写真は突っ張り棒が落ちない君を設置した状態です。突っ張り棒が落ちない君は壁に凹み跡を残さないようにする専用のグッズではなく、落下しないようにホッチキスでストッパーを設置し、荷重力を増すためのグッズです。このストッパーを使えば突っ張り棒そのものの圧迫力を軽減させても落ちないので、結果的に壁に凹み跡はつかなくなります。
ホッチキス跡が残るのでは?
確かに、突っ張り棒による凹み跡がなくなっても、ホッチキスを壁に刺した跡が残るのでは本末転倒だ!という意見があるかもしれません。しかし、ホッチキスや画鋲のような小さな穴は賃貸物件の退去時に補修費用として請求されるものとしては対象外になります。
もちろん、画鋲を何度も抜き差しして開けた穴自体が大きくなってしまっている場合には請求対象になり兼ねませんが、一度刺して抜いた程度の小さな穴であれば、その穴は通常生活で開いた穴とみなされ、補修費用はオーナー側の負担となります。さらに、ホッチキス跡は画鋲よりも小さな穴です。針自体が画鋲よりホッチキスの方が小さく、一度刺して抜き、穴から目を離すとどこに刺してあったのかが分からなくなるほどです。
無料で凹み跡をつけない防止策をするならダンボールを使おう
その突っ張りによる圧迫の力を分散することで壁の凹みを防止できるので、ダンボールの切れ端を突っ張り棒の先端と壁の間に挟めば、その弾力性と接地面の分散により壁紙が凹まなくなります。ダンボールの弾力性によって突っ張り棒の圧迫力が軽減されることはなく、強く圧迫しても壁に凹み跡がつくことはないでしょう。ダンボールは突っ張り棒の先端の接地面よりやや大きく切って使いましょう。ただ、洗面所や押入れ、クローゼットのような場所だとダンボールの切れ端が見えても問題ないですが、リビングのような場所だと見栄え的には気になってしまうかもしれないですね。
賃貸物件の壁にはストッパーやダンボールで突っ張り棒の凹み跡を防止しよう
賃貸物件だけではなく新築物件となると壁に穴を開けたり、突っ張り棒による凹み跡は気になるところですね。凹まないように対策するには、突っ張り棒の専用ストッパーである「突っ張り棒が落ちない君」の使用で荷重力を増し、圧迫させないというのが最善策です。洗面所やクローゼット内のような場所ではダンボールによる耐圧分散を行うことで壁を圧迫させず凹みを防止することもコストをかけずにできる対策ですね。ぜひ、お試しください。
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