延長コードの配線を目立たせないよう隠すためには、ケーブルカバーを使って覆い隠す方法がベストです。即席でガムテープなどを使うこともありますが、テープだと安っぽく、インテリア的にもダサさを感じます。当記事では、ケーブルカバーを使って延長コードを隠す方法を実証例と共に紹介いたします。
延長コードを目立たせず隠すなら床や壁と同じ色・模様のカバーを使うこと
今回の例では、床が無垢材のフローリングに這わせている延長コードを隠します。無垢材が薄い茶色なので薄い茶色を使用し、床と同化させて見えないようにします。木目調のカバーも存在しますが、Amazonで商品を検索する限りでは単色の白とブラウンの商品が多く、木目調のものは複数しか見当たりませんでした。商品単価も単色よりは高く、到着までも一週間前後を要するようでした。無垢材のフローリングや、通常の賃貸マンションのフローリングであれば、薄い茶色が最もマッチしやすいと思います。
今回、当記事で使用した配線カバーはプラスチック製でコードが数本入るサイズのものを使用します。
(2021.11.12追記)
上記のケーブルカバーを貼り付ける両面テープは、かなりの粘着力を持ちます。配線ケーブルの位置を変更するために剥がそうとしましたが、ものスゴイ粘着力により取り外すのに一苦労しました。取り外せないレベルではないのですが、通る時に少々足が当たって蹴ってしまうなどあっても、そう簡単には外れないでしょう。
配線カバーを選ぶポイント
延長コードが複数入るもの
テレビの配線になるとテレビのアンテナ線やレコーダーの線など、まとめて数本以上でも収納できる配線カバーを選ぶ必要が出てきます。狭く細い配線カバーは目立ちにくいメリットはありますが、その分収納できる延長コード数が1本のみといった収納力に欠ける場合もあります。床に這わせる延長コードが1本であっても3本であっても、目立つ度合いにはさほど差を感じません。数本以上入る配線カバーであれば、あとから配線を追加したい場合にも対応できます。
配線カバーそのものを切ることが可能か
配線カバーをどこに設置するかによって、素材を何にするかの選定が重要になります。部屋のど真ん中の床に通す場合は、踏んでも耐えられるほど弾力のある柔らかい素材を選ぶ必要があり、逆に壁際に這わせる場合は弾力性は不要で選ぶ際の選択肢が広がります。後者の場合は選択肢が広がりますが、硬いプラスチック製を選択した場合、設置する際にカットする手間が少し掛かってしまいます。ただし、設置時にカットする手間さえクリアになればその丈夫さや剥がれにくさも兼ね揃えています。プラスチック製の配線カバーを選択する場合にはハサミではカットできないですが、100円ショップでも購入できるノコギリで十分カットできるレベルです。
配線カバーの貼り付けには両面テープが必要
今回、例として使用している配線カバーには両面テープがすでに貼られているタイプですが、購入するカバー次第では両面テープは自分で調達する必要があります。文房具として売られているタイプの工作用両面テープは強度に欠けるので、できる限り家の家具などを貼り付ける際に使用する両面テープを使用しましょう。
壁に沿うようにし、床に貼り付ける
延長コードが安定するように、かつインテリア的にズレが生じないよう床に貼り付ければ完成です。当記事で使用している配線カバーは上からパカっと開くので、あとからコードを追加したくなっても大丈夫です。
延長コードをキレイにまとめるビニールひも
電化製品を購入した際に最初からコードに巻かれているビニールひもは、こういった延長コードや配線をまとめる際に一役買います。
今回は延長コードを配線カバーで隠す工程でしたが、最終的にはそのコードの長さに余裕を持たせないと設置が難しくなるので、長めの延長コードを使用しました。やはり末端はコードが余るのですが、ビニールひもでキレイにまとめることでその清潔さがグッとあがりました。ビニールひもを好きな長さに切って至る所に使用できる、ねじりっこがとても便利でオススメです。
延長コードを隠すなら壁ではなく床に配線カバーを這わせる
最近では壁紙に貼ってもキレイに剥がせるタイプの両面テープがあるので、壁に貼るという選択もありかと思います。壁より床に配線カバーを貼ることのメリットは、壁だと重力により貼った両面テープが剥がれてしまいますが、床だと剥がれる心配は少ないです。さらに、壁よりは床の方が目立たないというメリットもあります。接着しやすく取り外しも簡単な床に這わせるタイプの配線カバーで、延長コードを隠してみてはいかがでしょうか。
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