壁掛け観葉植物には本物を!フェイクグリーンを使わない壁掛け方法

観葉植物の壁掛け おしゃれ部屋作り

本物の生きている観葉植物を室内の壁に掛けるには少し工夫が必要ですが、コツを抑えれば低コストで簡単に実現できます。インテリアショップで観葉植物が壁に掛けられていておしゃれに見えますが、そのほとんどが本物の植物っぽく見える人工の植物・フェイクグリーンを壁に掛けています。フェイクグリーンは植物のメンテナンスを必要としませんが、できるならリアルな本物の観葉植物を飾り、気持ちの良い空間にしたいものですね。当記事では、フェイクグリーンを使わず、リアルに生きている本物の観葉植物を壁に掛ける方法を紹介します。

アウトドアと観葉植物が好きな37歳(男)。広告代理店勤務ですが、撮影スタジオのインテリア責任者も務めています。土日は釣り、テニス、カフェやインテリア雑貨巡り。30以上の観葉植物を生育中。スイーツ好きで、特にドトールのかぼちゃタルトが大好きです。慢性的な腰痛を直すために、日々姿勢改善など取り組み中。

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本物の植物だからこそ水やりなどのメンテナンス性を考慮した壁掛けを

フェイクグリーンなら水やり不要なので何も考慮せず壁掛けするだけですが、本物の観葉植物は水やりを考慮して壁掛けする必要があります。具体的には、与えた水が鉢底からちゃんと出てくる状態にて壁掛ける必要があります。水が滴れないように、鉢底に穴がない鉢やプランターが壁掛けに使用されることが多いですが、穴がないと水はけが悪く、根腐れして枯れる原因となります。せっかく壁におしゃれに飾るなら、元気に生き生きとした観葉植物を飾りたいものです。弱々しく枯れている観葉植物は風水的にも良くないとされます。壁掛けでも水やりしやすく元気に生育しやすい環境づくりを実現しましょう。

室内で観葉植物を壁掛けするなら、水受けが着脱できる鉢・プランターを使う

本物の観葉植物を壁掛けするのに一番簡単な方法は、鉢底に水受けがあり、その水受けを簡単に着脱できるものを使うことです。通常どおり水やりをし、水が溜まったら水受けをスライドして取り出し、水を捨ててまた装着します。これだけで、床置きの観葉植物となんら変わりない育て方ができます。

壁との接地面も平らになっていることから、壁に沿うようにぴったり合います。

壁に棚を作って置く

壁に観葉植物専用の棚を用意し、そこに通常の鉢やプランターを置く、という方法です。この方法なら、水受け皿の上に乗せた鉢やプランターを置くことができ、水受け皿に水が溜まれば捨てる、という通常の観葉植物の生育方法と同じです。「壁掛け」という概念とは少し逸れるかもしれませんが、壁に観葉植物を飾るという目的としては果たせます。壁にフックやピンを刺せないという方には良いかと思います。

100円ショップで購入した網と棚に観葉植物を置く

上の写真は壁に網を張り、そこへ引っ掛ける棚を設置したものです。すべて100円ショップで揃えることができます。

メンテナンス性の悪い観葉植物の壁掛け方法

壁掛け専用の鉢やプランターは使えない

壁掛け専用の鉢やプランターは、「ハンギングポット」や「ハンギングプランター」という名で売られています。鉢やプランターにフックを掛けられるような仕様になっているため、直接壁に掛けられる設計となっています。しかし、これらのほとんどが室外、つまり庭にある壁に掛けることを想定しており、鉢底に空いた穴から水が出てきてそのまま下に水が垂れます。室内ではこれだと使い物になりません。仮に穴が空いていない鉢やプランターでも水が抜けないので根腐れします。穴が空いていても空いていなくても、鉢やプランターを直接壁に掛けるタイプだと室内で飾ることは難しいです。

屋外用ハンギングポット

通常の鉢やプランターに紐で吊る

おしゃれなインテリアショップでも多く見られるのが、紐で鉢を覆い包むようにして結び、天井から吊るせるようにしたタイプです。しかし、残念ながらこれは下から水が抜けることを想定していない吊るし方です。また、丸い鉢を吊るすことを想定しているので、壁に吊るすと壁側が平面ではないので安定せずグラグラします。これではおしゃれとは言いがたく、その不安定さがなんとなく不恰好になってしまいます。紐で吊るす観葉植物はとてもおしゃれなので、どうしてもこのスタイルがしたいという場合には壁掛けではなく天井から吊るすのが良いでしょう。水が下から出せる設計ではないので、水は都度余らない程度にして鉢底に溜まらないよう調節する必要があります。

天井から吊るした観葉植物

生きている観葉植物を壁に掛けるならメンテナンス性を考慮すべし

鉢底に水が抜けないようになっていても、与える水の量が毎回絶妙であれば根腐れすることなく健康的に生育するでしょう。しかし、観葉植物の基本的な水やりは、土が乾いたら水受けに水が出てくるくらいたっぷり与えること。鉢底に水が溜まらないギリギリの量を与えることができても、観葉植物の育て方としては微妙なところがあります。できれば水やり中も観葉植物を眺めながら緊張することなく平和な気持ちで水を与えるためには、その与える量を気にしながらではなく、余裕を持った心で水を与えたいものですね。水受け装着型の壁掛け専用鉢・プランターを使うか、壁に棚を設置してそこに置くようにするかのどちらかが、本物の観葉植物を壁掛けするベストな方法です。ぜひ、お試しください。

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