カランコエがひょろひょろする?正しい育て方で復活させよう

直射日光が当たるカランコエ 観葉植物

カランコエは多肉植物なので、通常の観葉植物とは育て方が違います。これまで観葉植物を育ててきた方がそのままカランコエを育ててしまうと、ひょろひょろと弱ってしまうことがあります。当記事では、カランコエの正しい育て方でひょろひょろから復活させる方法を紹介します。

アウトドアと観葉植物が好きな37歳(男)。広告代理店勤務ですが、撮影スタジオのインテリア責任者も務めています。土日は釣り、テニス、カフェやインテリア雑貨巡り。30以上の観葉植物を生育中。スイーツ好きで、特にドトールのかぼちゃタルトが大好きです。慢性的な腰痛を直すために、日々姿勢改善など取り組み中。

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カランコエは乾燥を好む

カランコエに限らず、多肉植物は乾燥を好みます。え、多湿を好むんじゃないの?と驚く方も少なくないかもしれないですね。通常、観葉植物は高温多湿を好むので、多肉植物も同じ多湿環境を好むと勘違いしてしまう方は少なくありません。しかし、観葉植物が多く生息する熱帯地域とは違い、多肉植物のカランコエは南アフリカや東アフリカのような乾燥した地域に生息しています。両方とも高温地域であることは同じですが、多湿か乾燥といった大きな違いがあります。そういった意味では、冬でも部屋の中で暖かくしていれば乾燥には強い多肉植物の方が観葉植物より越冬させやすいです。もし、加湿器などで観葉植物といっしょに多湿環境に置いてしまっている場合には、カランコエを含む多肉植物は別の比較的乾燥した場所へ移してあげると良いでしょう。

エアコンの風が直接当たるのはNG

乾燥を好むとはいえ、エアコンの風が当たるのはNGです。暖房であっても冷房であっても、エアコンの風は極端に乾燥しており、カランコエに当たると葉っぱが乾燥し、シワシワになってしまいます。もし、部屋の中に置いているカランコエがエアコンの風の行き先にある場合には、別の場所に移してあげましょう。

水やりしすぎはNG

乾燥を好むカランコエですが、水やりの仕方は観葉植物と大差ありません。しかし、観葉植物よりは少し乾燥気味にさせることがコツです。特に水やりの違いが出るのは冬。置いている場所の温度によって変化しますが、気温が低ければ低いほど水を与えないようにします。南アフリカ・東アフリカといった高温乾燥地域に生息することから、そもそも日本の冬はカランコエにとって寒すぎます。5℃以下を下回るような場合にはほとんど水を与えないか、室内に入れてあげるようにしましょう。

土が乾燥したら水を与えるのが基本

冬のようなカランコエにとって生育しにくい環境でないかぎり、観葉植物と同じ水やり方法で問題ないです。土が乾いたら水を与えるようにしましょう。

直射日光は当てないこと

カランコエが高温乾燥を好むことから、直射日光が当たる日当たりが良い場所に置いている場合は注意が必要です。日当たりが良いのは正しいですが、直射日光が当たると葉焼けを起こしてしまう可能性があります。カランコエは直射日光が当たらないレースのカーテン越しのような窓際が置き場所としてはベストです。

一日の中で数時間程度の直射日光ならセーフか

急な環境変化には耐えられませんが、徐々に置かれている環境に慣れていくのが植物です。日中ずっと直射日光が当たっていない限り、その環境に慣れてむしろ直射日光が当たる時間帯にたくさんの光合成を行うようなカランコエもあるでしょう。考えるべきことは、今置かれている環境がカランコエの生息条件と真逆になっていないかどうかです。一日の中で数時間だけ直射日光が当たる程度であとは日陰の明るい場所に置いていて葉焼けを起こしていないのであれば、問題ないでしょう。

根詰まり、根腐れしていないか

カランコエを同じ鉢の同じ土に何年も植えたままとなっていないでしょうか。土の中では絶えず根っこが生長しており、長く広く伸びようとしています。数年も植え替えをせずままだと根詰まりしていたり根腐れしてしまいます。

根詰まりすると部分的に枯れたりひょろひょろする葉が出てくる

鉢の中で所狭しと根っこが絡み合っていれば、大きな鉢に植え替えるか腐っている根っこを剪定してあげると回復します。根と葉は常にその量のバランスが取られており、根に対し葉が多いと葉を減らそうとする、つまり枯れたりします。根詰まりは、根っこが水分と栄養を効率的に吸収できないことで葉や茎など全体に悪影響をもたらす結果となります。土から掘り起こし、根と根が絡み合っていたら一度土を払い、比較的新しい健康的な瑞々しい根だけを残し、腐っているような柔らかい根っこは切ってしまいましょう。

新しい土に植え替える

鉢を大きくするとしても、根っこを切るとしても、どちらにしても新しい土に植え替えましょう。土にも栄養が含まれており、数年も植えたままの土よりは新しく栄養をたくさん含んだ土の方が健康的に生長します。多肉植物用の土でも良いですが、室内で生育させる場合にはコバエが土に卵を産み付けないようにゴールデン粒状培養土がオススメです。コバエが餌とする有機物を含まないため、コバエが卵を産み付けにくくなります。それでも完璧に卵を産まないわけではないので、ゴールデン粒状培養土の上に5cmほど赤玉土で表面を覆うとさらにコバエの産卵防止になります。

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カランコエがひょろひょろしたら見直すべき育て方

カランコエはあまり手間暇がかからないとても育てやすい多肉植物です。その育てやすいカランコエがひょろひょろと弱ってしまうのは、よほど環境が合わないものと思われます。トイレや洗面所など日の光が届かないような場所に置きっぱなしになっていたり、水を与えすぎていたりする場合には、一度その点だけでも改善してみてください。

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