甘いものを断つ方法 – お菓子依存をやめたいときの必要な発想

バターとはちみつたっぷりをかけたホットケーキ 生活習慣

甘いものが大好きな一方で、無視できないのが健康。食後のスイーツやお菓子を食べるのはもちろんだが、本当にヤバイのはその量で、分かっていても止められないものです。当記事は、食後にポテチやお菓子を3つ、4つと食べていて実際に甘いもの依存してしまっている状態から、最終的に甘いものを断つことに成功した方法をご紹介します。

アウトドアと観葉植物が好きな37歳(男)。広告代理店勤務ですが、撮影スタジオのインテリア責任者も務めています。土日は釣り、テニス、カフェやインテリア雑貨巡り。30以上の観葉植物を生育中。スイーツ好きで、特にドトールのかぼちゃタルトが大好きです。慢性的な腰痛を直すために、日々姿勢改善など取り組み中。

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甘いものをやめられない理由

甘いものをやめられない理由、これはジョギングが続かない理由ととてもよく似ています。共通するのは我慢するということで、痩せることを目的としたジョギングは、やりたいという気持ちより我慢して続けているという方が正しいでしょう。そもそも、なぜこういった我慢は続かないのでしょうか?

理由はたった一つ、人間は急な変化を嫌う

ダイエット、ジョギング、仕事、勉強、早起き。こういった目標が続かない理由は一つだけです。それは、急激な変化により拒否反応が出るからです。例えば、早起きできるようにしようと、それまで9時に起きていたのを6時にしてみてください。起きられないか、起きられたとしても日中眠くて仕方ないでしょう。これほどの変化にマイナスな心情を抱くようになり、三日坊主で終わってしまうのです。このように、人間は急激に何かが変化すると、それは生命の危機と解釈し、それを抵抗しようとします。

窓から差し込む気持ちの良い朝日
朝日を浴びることは幸福感を感じる良い習慣だが、急に早起きするとその良さすら感じられない

例え健康的なことだったとしても、体は危機を感じる

ジョギングも、早起きも、本当は体が喜ぶ行為のはず。運動することで体の循環は活発になるはずで、日が昇るのと同時に体を起こすことは生理的にごく自然なこと。問題なのは、それが急激な変化だと、それまで習慣的になっていたものを害すること、つまり脳はそれを負担と解釈されます。

甘いものを断つには、脳が気づかないくらい小さな微差で減らすこと

甘いものを断つ方法は、意外なほどに簡単です。それは、いつもよりごく少量だけ減らすことを繰り返すということです。

ポテトチップスをやめる場合

例えば、夕食後にポテトチップスを2袋食べているとしたならば、いきなり断つのではなく、1.8袋だけ食べる、といった感じです。もっと具体的に言うならば、ポテトチップスを3枚だけ残す、といった感じです。残したポテトチップスをどうするのかというのは愚問、食べずにジップロックに入れるなりしましょう。ここで言いたいのは、小さな変化で体を徐々に慣らしていきましょうということです。

個人的には、ルマンドを毎晩食べ過ぎていた頃、2日に1本ずつ減らしていきました。ポテトチップスと違ってやりやすかったのは、1本ずつが袋に包まれていたので1本余しても次の日に持ち越して食べられる点でした。ポテトチップスは1袋に何十枚もあるので3枚減らすといってもそれをどう保存するかという懸念はありますね。3枚程度なら捨てても良いかもしれないですが、勿体ないという気持ちで食べてしまう心理が働くので、できれば真空パックで保存するなどして勿体ないという気持ちが出ないよう工夫すると良いでしょう。

一本だけ袋の中に残して少しずつスナック菓子の食べる量を減らす作戦
一本だけ袋の中に残して少しずつスナック菓子の食べる量を減らす作戦

脳は小さな変化に気付けない

脳はとても優秀ですが、小さな変化には気付けない特性を持ちます。早起きでいうと、昨日より3分早く起きても日中眠くなるほどの影響は持ちません。この特性を大いに利用するのです。「たった3分だけ短くするのではインパクトがないじゃないか!」と思いがちですが、これを7日間連続で続けた場合、21分早く起きていることになります。実際には、毎日3分ずつ短くしてしまうと脳がさすがに気づいてしまうので、できれば2〜3日ごとに短くするのが良いでしょう。

3ヶ月で甘いものを断つことに成功

小さなことからコツコツとと言いますが、まさにその通り。ポテチ3枚ずつ減らしたとしても、数ヶ月経てばその成果は歴然です。実際に、毎日夕食後にルマンド2袋(26本)、アイス2本、プリン1個食べていた僕も、この方法で食後はアイス1本だけとなりました。これは今でも続いています。そして何より、そこに我慢がないということが何よりもの成果です。この少しずつ減らす習慣を始めると、2週間くらい経った頃から意識が変わってきていることに気付けるはず。食べたいという気持ちより、少しずつ減らせていることによる自尊心が生まれ、それを裏切りたくない、続けたいという気持ちが先行し始めます。こうなるともう成功への道筋は見えてきたようなもの。この方法なら、タバコの禁煙や、ダイエットのためのジョギングなどにも使えますね。ぜひ、お試しください。

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