アーモンドネックレスはツルのようにどんどん伸び、置き場所によってはカットが必要となります。このカットした部分を使い、別の株として増やすことができます。当記事では、アーモンドネックレスの一部をカットして、別の株として増やす方法について紹介します。
カットする場所にとっては増やせなくなるので注意
アーモンドネックレスを増やすには、伸びたツルの切る場所がとても重要になります。多肉植物や観葉植物には生長点と呼ばれる、茎や根が生える起点が存在し、この部分が新しい株にないと根っこが生えてきません。伸びすぎているのであればどこかにはこの生長点があるかと思いますが、水の中に浸っていないとうまく根っこが伸びてくれないので注意が必要です。
生長点をやや含むようにカット
茎からニョロっと伸びた根っこのような、ツルのようなものを探しましょう。この根っこのようなツルのようなものの根元が生長点です。この生長点を含むような形でカットしましょう。カットしたのちは水挿しや土に直接植えたりしますが、いずれにしてもこの生長点が水挿しなら水の中、土植えなら土の中に植えられていないと、うまく発根してくれません。カットする際には、生長点からやや下をカットすれば水に浸したり土に埋めることができるでしょう。
カットしたアーモンドネックレスを水挿しにして発根させる
いきなり土に植えるよりは、ある程度根っこを伸ばしてから土に植えることで成功率が高くなります。生長点が水に浸るように挿し、2〜3週間ほど待ちましょう。ペットボトルの先をカットして逆さにすると、葉っぱは水に浸らず根っこや生長点のみ水に浸すことができます。今回は容器に小さな透明カップを使用しましたが、カットしたペットボトルの底側を使用してもOKです。
水挿し開始2週間で発根
カットしたアーモンドネックレスを水挿し開始2週間後、厳密には12日後に発根したことを確認しました。時期は6月から7月にかけてなので、最も生長しやすい時期ということもあり、他の季節よりは早く発根したかもしれません。
アーモンドネックレスの育て方
水やりしすぎない
多肉植物であるアーモンドネックレスはアフリカの乾燥地域が原産地です。あまり雨が降らない環境下でその葉に水や養分を溜め込むことから、水やりはそこまで必要としません。土がしっかり乾いてから水やりする程度です。水挿ししている間は、水のミネラルを吸うのでできれば2〜3日から一週間に一度水を入れ替えてあげるのがベストです。
直射日光の当たらない明るい日陰に置く
日当たりは直射日光が当たるような強い日差しを避け、レースのカーテン越しのような明るい日陰に置きましょう。夏の猛暑は強すぎる日差しが当たらない方が良いですが、冬のような寒い時期は少々の直射日光が当たってもそれが暖かい環境を与えることとなるのでOKです。
多湿を避ける
観葉植物は高温多湿を好みますが、同じように多肉植物を扱うと枯れる原因になります。乾燥を好むことから、部屋の中でも最も乾燥するような場所が良いでしょう。とはいえ、エアコンの風が直接当たるような場所だと葉っぱから水分が奪われ、シワシワになってしまうので注意が必要です。
アーモンドネックレスを増やして部屋の至る所に置こう
アーモンドネックレスはある程度放置していても育ちます。その育てやすさから、他の観葉植物とは別の場所に置き、少々水やりを忘れても枯れる心配も少ないです。1つのアーモンドネックレスから、2つ、3つと増やし、部屋の至る所に置くのもオシャレですね。ぜひ、お試しください。
コメント