100円ショップやホームセンターで買ったばかりのエアプランツは、メンテナンス不足だったせいか葉先が枯れて茶色に変色してしまっていることがあります。せっかく買ったエアプランツなので、健康的にかつ見栄えも良く飾りたいですよね。当記事では、エアプランツの葉先が枯れていたらカットする方法と、カットした後の正しい育て方を紹介します。
茶色の葉先だけカットし、綺麗な葉だけ残そう
カットそのものはそこまで難しくありません。茶色に変色してしまっている部分より先をカットしてしまい、健康的な葉っぱを残すだけでOKです。緑と茶色のちょうど境目がありますが、茶色い部分は完全にカットしたいので、少しだけ緑色したところもカットします。
スキディアナの葉先をカット
茶色の部分がなくなってスッキリしました!
ハリシーの葉先をカット
スキディアナと比べ肉厚なハリシーの葉ですが、スキディアナよりも枯れて茶色に変色した葉っぱが目立ちます。腐っているように見えてしまうので、茶色の部分をすべて切り落とし、見栄えを良くしましょう。
枯れて茶色に変色しているのは1本だけではなく、おそらくほとんどの葉っぱの葉先が枯れてしまっているかと思います。全体的に茶色の部分がなくなるだけで見栄えもかなり良くなるので、茶色に変色してしまった葉先はすべて切り落としましょう。スキディアナとハリシーの枯れた葉先、そして折れてしまっている葉も切り落とし、かなりの量をカットしました。
枯れて茶色に変色した葉先をカットしただけでキレイに
茶色に変色した葉先は間近で見ないと分かりにくいものですが、そのすべてをカットするとその違いがよく分かります。エアプランツは天井に吊ったり壁に掛けたり、部屋のインテリアとして優秀な分、キレイに保つことでさらにインテリア力をアップします。葉先が枯れてしまっていたら、さっと切り落としましょう。
日本で育てるエアプランツには水やりが必要!エアプランツの育て方
茶色に変色した葉先をカットしたのは良いですが、大事なのはその後のメンテナンスです。エアプランツは水やりが不要ということを聞いて生育し始めた方も少なくないかと思いますが、日本で育てる際には水やりが必要です。本来の生息地である熱帯地域では湿度が高いため空気中の水分だけで育つエアプランツですが、日本は四季折々で湿度状況が変化します。特に冬は乾燥するので、エアプランツが越冬するためには空気中の水だけでは不足してしまい、枯れてしまいます。ここでは、エアプランツの正しい育て方を捉え、再び葉先が枯れて茶色に変色してしまわないようにしましょう。
季節に応じた霧吹きによる水やり頻度と量
年中梅雨から夏にかけての湿気があればエアプランツも育ちやすいのかもしれませんが、湿気の高低が激しく変化する日本ではどうしても水やりは不可欠となります。
春から秋にかけては2〜3日に一回の頻度で水やりを
春から秋と括ると湿度の高さもバラバラですが、基本的に日本で育てる際に乾燥している冬以外は2〜3日に一度の頻度で霧吹きによる水やりをしてあげると良いでしょう。室内で育てる場合にはエアコンによる乾燥に注意しながら、乾燥している時には少し頻度を高めて水やりしてあげましょう。
冬は水やりの頻度を減らすこと
乾燥しているから頻度も高めに!と思いがちですが、エアプランツや観葉植物のような熱帯地域に生息する植物は、日本の冬のような気温が下がる寒い時期は活動停止状態になります。活動停止になるということは、必要とする水もその分少なくてOKということになります。ただし、室内で育てていて常に室温が高い状況にある場合には、部屋の湿度の高さ次第で春から秋にかけて与える水やり頻度と同様にしたり調整しても良いかもしれません。いずれにしても、エアコン、特に暖房は部屋を乾燥させますので、室内が暖かいのに湿度が低いという場合には注意が必要です。
月に一度はソーキングを
ソーキングは英語でsoaking、すなわち水に漬けることです。的確な水やりを続けることも大事ですが、月に一度エアプランツを水に漬けるだけで健康を維持しやすくなるでしょう。
エアプランツの葉先をカットし、正しい育て方を
エアプランツの枯れて茶色に変色した葉先をカットするだけでかなり見栄えが良くなりました。しかし、それ以上に重要視して欲しいのは育て方。つまり水やりとソーキングですね。観葉植物よりもメンテナンスに手間がかからないと思いがちですが、同じくらいの水やり頻度が必要と思った方が良さそうです。しかし、土に植え替えたりする必要もないので、観葉植物より簡単なメンテナンスであることは間違いないです。インテリア的にも優れているエアプランツを健康的に育て、グリーンインテリアを楽しんでいただけたらと思います。ぜひ、お試しください。
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