両面テープや粘着テープは100円ショップで購入したものでも、最近ではとても粘着力が強く便利です。しかし、引っ越しなどでその用途を果たし、剥がそうとしたら劣化していたりあまりに強力な粘着力により剥がれないといったトラブルがあります。当記事では、こびりついて剥がれなくなった強力両面テープや粘着テープを剥がれやすくする方法を紹介します。
強力すぎる両面テープは粘着力を弱めることから始める
今回、実証検証にて紹介するのは、数ヶ月以上前に床に貼り付けた両面テープです。床に延長コードを這わせるためにコードカバーを床に貼り付けたのですが、これがあまりに強力すぎて剥がれなくなってしまいました。

粘着力を弱めるためにお酢を使う
どの家庭にもあるものを使用するために、今回はお酢を使用します。「え、お酢を使うと匂いが残るのでは…」とご心配の方のために、お酢の匂いが残らない方法も紹介します。
お酢をかける・ティッシュに染み込ませて塗り込む
お酢は特に薄めることなくそのまま使用します。そのままドバッとお酢をかけても良いですが、ティッシュなどにお酢を染み込ませて両面テープへ塗り込んでいく方法でもOKです。ただし、割と全体にビタビタに染み込むようにすることをオススメします。両面テープがお酢で浸ったら約5分ほど放置します。

手やマイナスドライバーで擦って剥がす
5分ほど放置すると両面テープに浸透し、固くこびりついた粘着力が和らぎます。手で擦って取れない場合はマイナスドライバーで少し削るように剥がします。フローリングを傷つけないよう、削るというよりは両面テープの上だけを擦りますが、場所によっては簡単に剥がれるところや剥がれにくいところなど様々。お酢を染み込ませただけで簡単に除去できることもありますが、強く固くこびりついてしまった、中には劣化して強く粘着してしまっている両面テープは時間をかけて少しずつ剥がしていく必要があるでしょう。でも、ただの水で染み込ませただけの状態で剥がそうとした時より体感値で3倍、時間的には5倍くらいの速さで剥がせるようになりました。

お酢の匂いの消し方
1mほどこびりついた両面テープを、お酢で粘着力で弱くした結果、5分ほどで剥がせました。しかし、さすがお酢を使用したせいか匂いが強く残ってしまっています。そのまま雑巾などで拭き取らず、重曹水を使ってお酢と化学反応させ、中和して匂いが残らないようにすることができます。

強力両面テープはお酢で粘着力を弱くして剥がすと楽々かんたん

思い切り擦れば剥がれるだろうと思っていた両面テープも、爪を使っても水でふやかしても剥がすことができませんでした。水ではなくお酢を使うことでふやかせるだけでなく粘着力も緩和させることができます。強力すぎる両面テープの場合は、マイナスドライバーでうまく床やフローリングなどを傷つけないよう力を加減して使うことで、作業効率は良くなります。マイナスドライバーでやや削って剥がす場合は、マイナスドライバーの腹を使って引っ張るように擦ると除去しやすいです!ぜひ、ご参考にしてください。
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