フローリングは油断していると椅子やテーブルなどの引きずり傷ができてしまいます。賃貸物件に住んでいる場合には、フローリングや床の傷は経年劣化として見なされず、原状回復として料金を取られ、敷金から引かれてしまう恐れがあります。実は、引きずり傷自体がそこまで深くなく、浅い傷なのであれば自分で簡単に直せる裏ワザがあります!しかも使うものはハンドクリームと布だけで、特別何か高額なものを買う必要はありません。当記事では、フローリングにつけてしまった引きずり傷の補修をハンドクリームで直してしまうという裏ワザを紹介します。
フローリングの引きずり傷補修に使うのはニベアのような安いハンドクリームでOK
やり方はとても簡単。ワックス掛けをする要領で布にハンドクリームを取り、フローリングに塗り込んでいくだけです。今回使用するのはハンドクリームの代表格であるニベア。お手元に高級なハンドクリームしかない場合は、フローリングの傷補修のため専門のワックスを購入した方が安いかもしれないですね。応急処置的にお手持ちのハンドクリームで手軽に補修したいような場合には、一番安いハンドクリームを使うのが良いでしょう。

ワックス掛けには雑巾やタオルを使用
フローリングや床にワックス掛けをする際に使う布はどういったのが良いかという議論がネット上に散見されますが、オーソドックスに雑巾やタオルで良いと思います。新聞紙などを使用することで新聞のインクが良いという情報もありますが、ハンドクリームのオイルをワックス代わりに使用するため、今回はシンプルにタオルを使いました。

引きずり傷の跡にハンドクリームを塗る
フローリングの引きずり傷の上にハンドクリームを塗ります。何も難しいことなく、普通にワックス掛けをする感じで拭けばOKです。ハンドクリームが引き伸ばされていくたびに、ハンドクリームのオイルがフローリングに染み渡っていくのが分かります。

フローリングにできた引きずり傷を完全補修完了!
ハンドクリームが引き伸ばされて染み渡ると、それまで目立っていた引きずり傷が見えなくなりました!よく目を凝らして見ないと傷がどこにあったのか分からないほど目立たなくなりました。

写真中央はハンドクリームを塗った箇所、右側はまだ塗っていないところです。ハンドクリームを塗った箇所にあった引きずり傷の跡が見えなくなり、塗られていない箇所とその違いは一目瞭然です。ハンドクリームを塗る前後の写真を比較するとその差はさらに浮き彫りになります。

ハンドクリームで引きずり傷が目立たなくなるのはなぜ?
フローリングの床材は、切った木をそのまま使用しているのではなく、予めワックス掛けされている板材が使用されています。生活していると何かで引っ掻いてしまったり、椅子やテーブルを引きずることで木材に傷をつけてしまったように思われますが、一切には木材の表面に塗られていたワックスが浅く削られます。深く削られると木材が削られてしまいますが、浅ければ木材にまで到達せずワックスだけが削り出されることとなります。そこにワックスや今回のようにハンドクリームを塗ることで、削られて凹んでいたワックス部分に補修する形でワックスやハンドクリームのオイルが凹みを埋めます。極論、この凹んでいた部分を埋めるものは何でも良いのですが、ハンドクリームがワックスの代わりとなり、凹みを埋めて平らにしています。
完璧な補修をしたい場合は専用のワックスが良い
フローリングの引きずり傷の補修にハンドクリームを使用しましたが、傷跡が完全に補修されるわけではありません。何度も塗ることで凹み部分が埋まり、完全に補修できるかも分かりませんが、あくまでフローリングのワックス代わりとしてハンドクリームを使用しているにすぎないので、光の当たる角度によってはまだ引きずった傷が見えることもあります。

上の写真は、少し見にくいかも分かりませんが、光の当たる角度を少し変えて見たときに見える引きずり傷の跡です。パッと見ただけだとそこに傷があることに気付きませんが、見る位置を変えて目を凝らすと少し傷が見えます。フローリングの傷を完璧に補修したい場合には、フローリングの補修専用のワックスを掛けることをオススメします。
フローリングの引きずり傷の手軽補修ならハンドクリーム
浅く範囲の狭いフローリングの引きずり傷なら、ほんの3分で作業が完了します。生活していて目立ってきたフローリングの引きずり傷・引っかき傷をパパッと手軽に補修したい場合には、お手持ちの中でも一番安いハンドクリームを使って補修してみてください。普通に生活している分には、全くと言っても良いほど傷が見えなくなるのでオススメです。ぜひ、お試しください。
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