パキラを育てていると、気付けばすっかり大きくなってしまっていることがありますね。ダイソーで300円で購入したパキラも明るい窓際で育てていたらどんどん新芽を生やし、気付けばスペースに収まりきらないほどの大きさになっていました。このまま大きく育てても良いのですが、それよりは何本か新しい株として育てたい。そんなときのために、当記事では幹を切断し、新しい株として育てる方法を紹介します。
パキラの幹を切断し、切った幹の上も下も別々の株として育てる
今回実証として用いるパキラは約30cmほどの幹に新しい枝が生えたパキラ。10枚ほどしかなかった葉っぱも今や3〜4倍ほどに増え、まだまだ上に伸びようというすごい生命力で生長しています。
パキラの幹を切断する場所は生長点を考慮
パキラは、幹ならどこでも切断して良いわけではありません。適当にカットしても新芽が生えてくるかもしれませんが、できるかぎり新芽が出てくる場所を意識してカットすることで切断場所を調整し、後の水耕栽培をしやすくしましょう。
パキラの幹剪定には園芸ハサミで十分
幹を切断するとなると文房具のハサミでは無理ですが、ノコギリほど大げさなものでなくても大丈夫です。観葉植物や花の剪定で使う園芸用ハサミなら、パキラの幹ほどやや太い木でもしっかり切断できます。むしろ、女性など力に自信がない方なら、ノコギリよりも園芸用ハサミの方がスパッとキレイに切れるかと思います。切断にもたついてしまうとパキラの幹の切断面の繊維を傷つけてしまい、幹が腐る原因になりかねないので、園芸用ハサミでスパッとキレイに切断しましょう。
水挿しなど水耕栽培なら発根させやすい
パキラにまだ根っこが生えていない状態のときは、土に植えるより水に入れて水耕栽培することで幹が直接水分を吸収し、幹に付いている茎や葉に効率的に水分を行き渡らせることができるでしょう。水耕栽培なら発根しやすく、根っこが生えてくるまでは水耕栽培で生育させることをオススメします。もちろん、発根した後もそのまま水耕栽培で育て続けるのも良いです。
水道水に水耕栽培用肥料を入れる
水道水にもミネラル成分が含まれていますが、パキラが育つために必要な栄養は十分に確保できません。通常パキラに根っこが生えて入れば、土の中から水と栄養を効率よく吸収しますが、まだ根っこがなく水耕栽培で育てるならば、水に十分な栄養素を含ませる必要があります。パキラがしっかり根っこを生やし、新芽を伸ばすためには水耕栽培用の肥料を加えましょう。水耕栽培用肥料として人気が高いハイポニカがオススメです。
パキラの幹を切断して新株を水耕栽培で育てよう
パキラはもとから生命力が高く、室内でもしっかり育つ観葉植物です。明るい日陰に置き、水やりの頻度さえ気をつければ比較的簡単に生長しますが、水耕栽培であれば1〜2週間に一度の水の入れ替えだけで育てられます。
パキラの幹を切断し、自宅の複数箇所に置いてインテリア的にも風水的にも良い快適空間を作ってみましょう。ぜひ、お試しください。
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