ハイボールでの晩酌が日課の私にとって、ウイスキーの一般的な大きさ、いわゆる700〜750mlでは一週間と持ちません。どうせ飲み切ってしまうならと、4Lのウイスキーボトルを常備しておりますが、これがまた大変重く、グラスに注ぐ際にぶちまけてしまう訳でございます。
ウイスキーポンプは100均には売っていない
そんなわけで、居酒屋にあるシャンプーボトルのようなポンプを設置すれば、楽にハイボールを作れるのではないかと思い立ちました。色々調べてみたところ、類似製品はあるものの、しっかりと軽量が行えるウイスキーポンプは「一押しくん」という製品一択しかありませんでした。100円ショップなどで売られているのは「定量キャップ」になるので、ボトルを傾けなければ使用出来ないのです。と言う事で、思い切って「一押しくん」を購入してみました。
ウイスキーポンプ「一押しくん」の使い方
設置はシンプルで簡単
恥ずかしながら、この製品が我が家に到着した時、私は既に泥酔をしていました。目が覚めると、「一押しくん」がセットされたウイスキーボトルが机の上に置いてあったのです。記憶の無い泥酔状態で、設置を完遂させていたようです。ですので申し訳ないのですが、設置方法は写真の説明書を参考にしてみて下さい。これをみた感じですと難しくなさそうですし、泥酔状態の私が無意識に完成させたくらいですので簡単そうですね。
ワンプッシュで適量が吸い上げられる
ポンプをプッシュすると注ぎ口からウイスキーが放出されるのと同時に、上部のタンクに規定量(30ml)が吸い上げられます。そして、吸い上げられた規定量のウイスキーは次回プッシュをする時に放出されるという仕組みです。つまり設置してから初めてプッシュをする時には注ぎ口からは何も放出されません。非常にシンプルで簡単です。
ウイスキーポンプ「一押しくん」のメリット・デメリット
次項より、実際にウイスキーポンプ「一押しくん」を使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介していきます。
メリット
ウイスキーをぶちまけないで注げる
冒頭でも説明しましたように、ウイスキーをぶちまける心配が無くなりました。そもそもボトル自体を持ち上げる必要も、キャップの開封もする事もないので、非常に楽です。
飲み過ぎ防止に繋がる
ハイボールを作る時、お気に入りのグラスの「この辺までウイスキーを入れる」という自分だけのルールがあると思います。しかし、4杯、5杯と飲み進めていくと、その計測方法の信憑性は著しく低下し、気付けばアルコール度数20度くらいのモンスターハイボールを作っているものです。
このアイテムを使用すれば、泥酔状態であってもハイボールのクオリティーコントロールが行えます。また、自分以外の人に作ってもらう場合でも安心ですね。
友人に自慢できる
4リットルのウイスキーボトルを常備していると、アル中に思われる(アル中ですが)事が多いです。しかし、このポンプが設置されているだけで、インテリア性も向上し、お洒落にウイスキーを嗜んでいるような印象を与えることができます。友人は決まって「カッコいい!」と言ってくれるようになりました。
ギリギリまで吸い取れる
これは、他のウイスキーポンプとの比較ということになります。正直ギリギリまで吸い取れなくても、新しいボトルへ付け替える時に、残りを継ぎ足せば良いのですが、あまり衛生的とは言えません。「一押しくん」はホースの長さもしっかりあるため、ボトルの底までしっかり吸い取れます。
デメリット
注ぎ終わった後、注ぎ口から少し垂れる
Amazonの口コミでも多かったデメリットがこの「垂れる」というものです。確かに出し切った後にポタポタと2〜3滴落ちてきますが、グラスの淵でこそげば垂れないです。というより、そんなクオリティを求めていたら1万円くらいの製品になってしまうのではないかと思います。ご家庭で使用するには全く問題ないと思えるレベルです。
ラインナップが乏しい
これはメーカーさんには本当に申し訳ないのですが、この「白いノズル」と「透明のホース」はどうしてもチープな感じが出てしまいます。もちろん性能に関しては大満足なのですが、もう少しカッコいいデザインのラインナップも欲しいと思いました。
お手入れが必要
説明書によると、一週間に一度は洗浄が必要とのことで、これがまた非常に面倒です。洗浄をしないと中身の風味が損なわれるようです。以前2週間放置したことがありますが、その時は変化を感じませんでした。自分で飲むだけであれば、そのままでも良いかもしれませんが、衛生面が心配な方はしっかりとお手入れをした方が良さそうです。
ウイスキーポンプ「一押しくん」は4L以上のボトラーにはベストバイ!
このような製品は、ハイボールを作る上での必需品ではないので、見方によっては「贅沢な買い物だ」と思われてしまうかもしれません。しかし、今までぶちまけてしまったウイスキーの量や、濃すぎるハイボールを作って泥酔してしまう健康被害を考えれば、ベストバイと言えるでしょう。もちろんウイスキーではなく、焼酎ボトルなどにも使えますので、4L以上のボトルを常備しているお酒好きの皆様には激しくオススメしたい製品です。
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