スタンスミスのアッパー(ボディ部分)は合成皮革、すなわち合皮でできているため、中性洗剤で洗うことが推奨されます。厳密には、合皮の中でもポリエステルなので、酸素系漂白剤で洗っても漬け置きすぎなければ合皮が剥がれることなくキレイに漂白されます。とはいえ合皮を漂白するのには抵抗があるという方も少なくないでしょう。当記事では、スタンスミスを中性洗剤として人気のウタマロクリーナーで洗う効果的な方法と、洗った結果について紹介します。
スタンスミスをウタマロクリーナーで洗った結果
スタンスミス23cmをウタマロクリーナーで洗い、汚れと臭いがどのくらい落ちるかを検証します。普段は街歩きでしか使用していませんがつま先あたりに汚れと劣化が目立ちます。
スタンスミスをウタマロクリーナーで洗う手順
1. 水をかけ、ウタマロクリーナーを吹きかける
まずは水を軽くかけ、ウタマロクリーナーをスプレーの泡をスタンスミス全体に吹きかけます。このまま5分ほど放置し、靴全体の汚れを泡で浮かせます。ウタマロクリーナーの原液を使用して数時間つけ置きしてもOKかと思います。ウタマロクリーナーは中性洗剤なので、合皮スニーカーのスタンスミスの表面に対してのダメージも強くありません。
2. 柔らかめのタワシで全体をこすり洗いする
合皮スニーカーなので、キッチン用の強めのタワシよりは、毛が柔らかめのタワシを使用した方がダメージは少ないでしょう。
3. 泡を洗い流し、天日干しする
水で全体の泡を落としながらブラシで軽く擦ります。流しながらタワシで擦ると泡が中ほどから出てきます。重要なのは天日干し。できるならば雨や曇りの日ではなく、しっかりお日様が出ている良い天気の日に直射日光を当て、天日干しによる殺菌・消毒をすると雑菌が残らず、その後履いた時の臭い発生を予防できます。カラッと晴れた日に完全乾燥させましょう。
中敷きはオキシクリーンで漂白するとスッキリきれいになる!
スタンスミスを漂白剤で洗うのは抵抗があるかも分かりませんが、中敷きはむしろ漂白洗いするべきです。黒ずんだ汚れは中性洗剤ではなかなか落ちず、黒ずんでいなくても足から出た汗や垢は履くたびに蓄積し、目に見えない汚れが臭いの原因になっています。
中敷きを洗う際には酸素系漂白剤のオキシクリーンを使います。オキシクリーンにつけ置き(オキシ漬け)した中敷きは驚くほどキレイになり、臭いもしっかり除去できます。
洗浄後には、ほのかに洗剤のいい匂いがしますが、その匂いで悪臭をカモフラージュしているようには感じません。純粋に悪臭が除去され、しっかりキレイになったのが見て感じて取れます。
スタンスミスにウタマロクリーナーを使用するメリット
合皮は天然の皮に似せて作られた人口的な皮で、一口に「合皮」といっても様々な素材が使用されています。スタンスミスの表面に使用されているポリエステル以外に、合皮はナイロンやエナメルといった素材が存在します。ポリエステルやナイロンは水に耐性があり水洗いしても大丈夫な素材ですが、それ以外は水に浸けるのは良くないため革靴のように水洗いではなくクリーナーを使用して洗うことが推奨されます。結果的に、スタンスミスはポリエステルなので水洗いしても劣化の少ない素材でできているのです。
水洗いできるとはいえ、劣化はゼロではない
ポリエステルは合皮の中でも水洗いできる側の素材ですが、やはりダメージはゼロではありません。経年劣化や強力な洗剤を使用すると皮が剥がれてしまうでしょう。スタンスミスを長く履きたい場合は、購入当初からつけ置きせず中性洗剤で軽く擦る、当記事のような洗い方が望ましいと考えます。
スニーカーだって消耗品。漂白洗いで完全消臭・真っ白にする
どれだけ大事に扱っていても経年劣化するわけなので、スニーカーは消耗品だ!と割り切れるなら、漂白洗いしていつもキレイに履くこともありでしょう。少なくとも3年以上履いているスタンスミスを数ヶ月に一度漂白洗いしていますが、未だ現役で履いています。多少、合皮の剥がれは見られますが、漂白洗いによる劣化というよりは通常履く中で壁に擦れて当たったことによる剥がれの方が要因として可能性が高いように思います。
スタンスミスをウタマロクリーナーで洗えば小ダメージ
真っ白だからこそその魅力が高まるスタンスミス。汚れや臭いが酷くなる前に手をつけられるのであれば、ウタマロクリーナーのような中性洗剤を使用した洗い方が最も望ましいと思われます。染み付いた汚れと臭いを取り切ることは難しくなるので、その場合には酸素系漂白剤であるオキシクリーンによるつけ置き洗いをし、汚れと臭いをリセットするのもオススメです。状況に合わせて洗いましょう。ぜひ、お試しください。
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