世の中のほとんどの物は右利き向けに設計されています。左利きの私にとって、正直もうこの生活は慣れたので、そんなに不便に感じることもないのですが、日常的に使用する「ノート」に関してだけは、毎回手の裏側が黒くなってしまい、文字が擦れるのがどうしても嫌です。この記事では、そんなストレスを解消するためのテクニックとアイテムを紹介していきます。
左利き用のノートはあるが、品切れが多い
そもそも左利き用のノートというのは、
- 表紙が右側にあるもの
- 左手が汚れにくくなるための工夫がなされているもの
の2つが実装されているものだと思っています。
実際、そのようなノートは既に開発されており、例えば、「補助線が斜めにプリントされる事で、書いた箇所を手の裏で擦りにくくするような工夫」が施されているノートがあります。しかし、残念ながらそれらは常に「売り切れ」の状態が多く、そう簡単に入手できるものではありません。
また、そのようなノートは開発コストが高いためか、普通のノートよりも高価です。というより左利き専用の用品はなんでも高いです。ただ普通に生活をしたいだけなのに困ったものですね。
普通のノートじゃだめなのか?
ということもあり、左利きであっても基本的には普通のノート(右利き用?)を使うことがほとんどだとは思います。ここからはその通常のノートを、左利きであっても上手く活用する方法を紹介します。
文字を斜めにして書く
左利き用に開発されたノートは補助線が斜めになっているものが多いです。補助線が無くても斜めに書くことはできるので、手を汚さないために文字を斜めに書くという方もいらっしゃるかと思います。デメリットは「見た目が汚い」という事でしょうか。友達にノートを貸す時はちょっと恥ずかしいかも知れませんね。
ノートを横向きにして書く
文字を縦にして書くと、右から左へ進むので、全く手も汚れず、左利きの人には非常に便利な書き方です。一般的なノートは横向きに補助線が引いているので、ノートを横向きにすることで縦に書くことができ、左手の裏も汚れません。
逆さまにして書く
これは、ノートを両開きにした状態で、右側のページに文字を書こうとすると、左側のページのインクが擦れてしまうような時に便利です。特にリングノートなどはノートを折り畳んでも左手が痛くて書けなくなってしまうのでおすすめです。
左利きがノートを書く時に便利なアイテム
ここからは書き方ではなく、便利なアイテムを紹介していきます。
縦書きノートを使う
小学生の頃は国語の授業などで使っていたかと思います。理論は補助線が横向きのノートを縦にして使うのと同じことです。縦書き用のノートは本屋や文房具屋でも普通に販売されているので、縦書きでも綺麗に書くことができる方におすすめのアイテムです。
コクヨのソフトリングノート
コクヨさんから販売されている「ソフトリングノート」は中央のリングの部分が柔らかいので、上に手を載せて書いても痛くならないという優れ物です。このリングノートの手が痛くなる問題は右利きの方に取っても共通の課題なので、どなたにでもおすすめできます。
すぐに乾くボールペン「サラサ ドライ」
ボールペンの大手「ゼブラ社」から販売されている、「サラサ ドライ」というボールペンは、速乾性を売りにしたアイテムです。文字を書いた箇所に左手が擦れてしまっても、すぐに乾くので手が汚れず、左利きの為のボールペンと言っても過言ではないでしょう。実際、SNSなどでは左利き用のボールペンとして大きな話題となりました。
プロテクターで左手をガードする
左手とノートの間に下敷きやティッシュなどを挟み、物理的に汚れなくする方法を実践された方も結構多い事と思います。結構効果はあるのですが、ノートの段差などでズレてしまったりと結構不便ですよね。そこで何か良いアイテムがないかを考えて発見したのが、このプロテクターというアイテムです。
実はこのプロテクターは、釣りの時に人差し指を守るための「フィンガープロテクター」というアイテムで、本来は人差し指にはめて使います。
しかし「これはノートを書く時にも使えるのでは?」と思い、試しに小指にはめてみたところ、完璧な防護を果たしてくれました。
左手が汚れないことはもちろん、
- 左右にスライドしてもズレにくい
- クッション性があるので手が疲れない
- 小指だけなので手が蒸れにくい
- ちょっとかっこいい
という特典付きです。それほど高価なものでは無いので、頻繁に文字を書かれるような方には大変おすすめです。
左利き用ノートが無くても知恵と工夫でなんとかなる
ある程度年齢を重ねると、左利きに不便な生活にも慣れてしまい、あまり気にすることも無いと思いますが、やはり左利きのノート問題はふとした時に手が汚れて「イラっ」としてしまいます。私と同じお悩みを抱えている左利きの皆様は、是非参考にしてみて下さい。
ちなみに左利きあるあるの記事も書いてみたので良かったら読んでみて下さい!
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