サンデリアーナは寒さに強いことから、枯らさず順調に伸びやすい観葉植物です。枯れないからと自由奔放に伸ばしていたら、ここまで大きくなるなんて…。大きくなったなら、剪定してキレイにしてあげましょう。当記事では、ドラセナの中でも人気のサンデリアーナの剪定方法を紹介します。
サンデリアーナの切り戻しをして剪定する
サンデリアーナが大きくなると顕著に表れるのが、古い葉と新しい葉の違いです。サンデリアーナは新しく生えてきた葉へ優先的に栄養を渡す傾向にあり、古い葉は後回しになります。特にわかりやすいのが、根詰まりした時のサンデリアーナ。下の写真で、自立できず横倒れになっている方が古い茎で、新しい方は下側で緑々しい色の葉を伸ばしている方です。
新しい葉はすべて緑色で枯れている部位がない中、古い葉は葉先が茶色く枯れてしまっています。サンデリアーナを含むドラセナは、根詰まりすると葉先から枯れていきます。根詰まりしていても新しい葉にはちゃんと栄養が行き渡っていますが、古い葉には届いていないのがわかります。
サンデリアーナの切り戻しでは、健康的な新しい葉を残し、古い葉を切り落とすことで健康的な生長を促します。古い葉を切り落とし、新しい葉だけ残すのですが、今回は茎ごとに新旧が明白だったので、古い茎ごと切り落とします。
枯れた葉が集中していた古い茎を切ったらスッキリしました。株を二つに分け、片方は水栽培に、もう片方は鉢に新しく土を張り、植え替えました。
<土に植え替えたドラセナの写真>
剪定で切ったサンデリアーナは挿し木や水挿しにする
剪定で切った部位で、比較的元気のある茎や枝は、挿し木や水挿しに使い、サンデリアーナを増やすことができます。伸びすぎて根詰まりで枯れてしまった部位があるとはいえど、せっかく伸びたドラセナなので、部屋に飾る新しい株として活かしましょう。
先端の新しい健康的な部位を水挿しに使う
株を増やすならできる限り健康的な部位を使うことが望ましいです。先端の方は比較的新しく生えてきた茎や葉なので、先端部分を茎から切り落とします。切り口の面積をできる限り広く斜めに切ることで、水の中で水に触れる面積が広くなり、より水分を吸収しやすくなります。
また、葉は半分に切ることで、水分の蒸発を防ぐことができます。根がない状態から根を生えさせる段階から始まるので、できる限り水分を吸収しやすく蒸発しにくい状態にしてあげることで、水挿しで増やすことに成功しやすくなります。
ドラセナ・サンデリアーナが伸びすぎたら剪定し、株の数も増やそう
ドラセナ・サンデリアーナは越冬しやすい耐寒性を持った観葉植物なので、枯らさず何年も生きたまま生育できます。しかし、植え替えせずそのままにしておくと、葉先は枯れた状態で大きくなることも。葉先が枯れて始めたら剪定のタイミングです。古い葉を落とし、剪定してまた元気で生き生きとしたドラセナにしましょう。ぜひ、お試しください。
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