禁煙によるデメリットを考えてみた。実体験から考える禁煙のリスクとは?

生活習慣

禁煙による影響を調べていると、メリットしか書かれていないことが多いですよね。確かにタバコを止めることのメリットは大きいですが、少なからずデメリットもあると考えています。この記事では、現在禁煙中の私が実際に感じた「禁煙によるデメリット」について紹介をしていきます。これから禁煙を開始される方にとって、リスクを把握しておくことは事前の準備にもつながると思いますので、是非参考にしてみて下さい。

やぎんぐ

楽な生き方を求める31歳(男)。最近の趣味は、自分の膝の隙間から足の親指を眺めること。栄養士の資格もあるので料理が得意。父は寿司職人。お酒が大好きで毎日の晩酌は欠かせない。最近左脇に出来た老人イボが気になって仕方ない。

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禁煙によるデメリット

些細な事で苛立つ

普段の生活でも、長時間の打ち合わせなどでタバコが吸えない時間が続くとイライラしてきますよね。私の場合は禁煙3日目まではそのイライラが収まりませんでした。いつもなら全く気にしないような、本当に些細な事でも苛立つので、周りの人に迷惑をかけてしまう恐れがあります。

よく禁煙開始は平日から始めると良いと言われますが、イライラを我慢できる自信の無い方は、誰とも会わなくて済むように、連休などから開始をした方が良いと思います。

日中に眠気が襲う

人にもよると思いますが、禁煙をすると夜寝れなくなってしまいます。やっと寝れたとしても、寝つきが悪く夜中に何度も目が覚めてしまいます。その結果、朝起きるのがとても辛く、日中も激しい眠気に襲われてしまうという訳です。

私の場合は、この症状は禁煙1週間を過ぎた辺りから改善されていきました。ずっと続く訳ではありませんが、一時的に睡眠不足になってしまう可能性があるという事も覚悟しておきましょう

体重が太る

これは有名な禁煙のデメリットですね。これには諸説ありますが、「味覚が戻り、ご飯が美味しくて食べ過ぎてしまうため」であったり、「禁煙をすると基礎代謝量が落ちるため」といった事が原因として考えられるようです。ちなみに私は一ヶ月で2kgの増量に成功しました。

それなら、禁煙とダイエットを同時進行すれば良いのではないかと思いますが、確実に失敗するのでやめましょう。禁煙をする時は我慢せずに沢山食べて、落ち着いてからダイエットを始めた方が良いです。

対策としては、太ってはいけない時期、例えば、近くに「結婚式」や「一生に残る大切な撮影」が控えているような場合は禁煙のタイミングをずらした方が堅実かと思います。

お酒を飲むのが地獄になる

普段お酒を飲まれない方には分からないと思いますが、お酒とタバコの仲の良さは異常です。ほろ酔いの状態でタバコを吸うと、血管が締め付けられるような最高の感覚に陥り、あっという間に酔いが回ります。この感覚は、禁煙をするともう二度と味わう事ができません。また飲酒をすると禁煙の意思が弱くなり「一本だけならOK」と禁煙が終了してしまう方が多いです。禁煙を失敗する方の大半がお酒の席だそうです。

つまり、タバコの吸えない飲酒ほど辛いものはありません。禁煙から数年経過すると、お酒を飲んでもタバコが吸いたいという気持ちが無くなるらしいのですが、私は今でも(と言ってもまだ禁煙2ヶ月目ですが)お酒を飲むと異常にタバコが吸いたくなります。禁煙中は喫煙者の友人とお酒を飲む事を出来る限り避けた方が良いです。

タバコ休憩に参加できない

タバコミュニケーションで人間関係を構築してきた方にとって、皆んなと一緒に喫煙所に行けないことは、新手の虐めを受けているような気分になる事でしょう。タバコは吸わないけど喫煙所にはついて行くという方法もありますが、私の知り合いはこれをして全員失敗していますので絶対やめた方が良いです。

私の対策方法ですが、皆んなが禁煙所に行ってしまった時は、「あいつらは税金払って寿命を縮めている、可哀想な日本の奴隷だ」と思いながら散歩をするようにしました。外の新鮮な空気を吸うと、とても健康的な気分になり、喫煙者よりも得をした気分になれるのでオススメです。

味覚と嗅覚が良くなり過ぎる

禁煙開始から一週間くらい経った頃から、嗅覚と味覚が信じられないくらい復活し、ご飯も美味しく感じるようになりました。そんなある日「カツオ」を食べた時に、強烈な臭みを感じました。味覚が正常になったことで、多少臭みのある食べ物にも過敏に反応するようになったのだと思います。他にも、電車に乗った時の車内が「汗」や「体臭」などの悪臭にまみれているということに気付くと思います。特に近くにいる人が喫煙者であるかどうかは一瞬でわかるようになります。

こればかりは対策方法がないので、「本来の人間の姿に戻った」と思うしかありません。むしろ、新しい自分の一面を発見したと思って楽しみましょう。

禁煙の辛さを共感してもらえない

学校のテストであれば、皆んなと同じプレッシャーの中で戦えますが、禁煙は完全なる自分自身との戦いです。「もう限界だ」という時、誰かに励まして欲しいのですが、喫煙者や非喫煙者に相談しても、説得力ゼロの無責任な回答しか返ってきません。

禁煙の辛さは経験者にしか分からないので、今現在禁煙を成功している人に励ましてもらいましょう。できれば、一緒に禁煙をしてくれる友がいると励まし合えるので最高です。

思ったより節約できない

例えば1日1箱であれば「500円×30日」、つまり月に約15,000円もの節約に繋がります。しかし禁煙を始めると、タバコ以外の「何か」に依存をすることになります。タバコを吸わない代わりの嗜好品がないと、そもそも禁煙の継続が難しいからです。

私のタバコに代わる嗜好品は、ガムとパピコとカマンベールチーズです。もちろん毎日食べているので、余裕で500円に至ってしまいます。節約目的だけで禁煙をするのは難易度が高いので、別の目的も考えておいた方が良いです。

禁煙のデメリットを知って、成功率をあげよう

以上が私の考える禁煙のデメリットです。人によっては様々だとは思いますが、「禁煙はメリットしかないんだ!」と間違った知識で始めると、とても辛い思いをすることになるでしょう。もちろん、禁煙のメリットも沢山ありますが、良いことばかりに目を向けずに、このようなリスクがあるという事を予め理解した上で始めた方が、万全の体勢で挑めるため、禁煙の成功率も上がるでしょう。この記事があなたの禁煙のお手伝いになれば幸いです。

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