加齢と共に体臭も気になってくるのは仕方の無い事でしょう。現在社会では「スメルハラスメント」なる用語がありますが、確かに満員電車でつり革を持っていると、隣にいる人に多大なるご迷惑をお掛けしているのではないかと不安になってきます。
脇汗の臭いが「すっぱい」のは細菌が原因
汗自体には匂いが殆ど無いのですが、常に人間の体にひっついている「常在菌」や、衣服についている「雑菌」などが、汗の充満した通気性のない脇の環境下で活性化し、あの「すっぱい」臭いを作り出してしまいます。また、年齢と共に分泌が増える「皮脂」は細菌達の好物であり、副産物として悪臭を生成してしまっているようです。要するに誰にでも起こりえる現象という事ですね。
脇汗の臭いが「すっぱい」時の対策方法
すっぱい臭いが発生してしまう原因がわかったところで、次に対策を考えていきましょう。実際に私が試してみてきたものを紹介していきます。
生活習慣を見直す
先述しましたように、加齢に伴う皮脂分泌量の増加は脇のすっぱい臭いを助長してしまいます。皮脂分泌量を抑えることは、結果として脇の悪臭軽減につながります。生活習慣を整える事で皮脂分泌量を軽減させたり、排出の循環サイクルを円滑にしてくれるようになります。そのためにも、栄養バランスの整った食事、十分な睡眠、適度な運動が皮脂の循環を円滑にし、心がけてみて下さい。即効性はないですが、3ヶ月くらい経つと、脇に汗をかいてもあまり臭いがしないような気がしてきます。
服を煮沸消毒する
梅雨の時期などで生乾きになってしまった服には雑菌が繁殖してしまい、いわゆる「生乾き臭」を醸し出します。これらの雑菌は脇の悪臭を誘発させるため、服においても対策を施す事は効果的です。
衣服に付いている雑菌達を一網打尽にするには、60℃以上のお湯に20分くらい漬け込むという方法が効果的です。私は洗面台の水受けに栓をして、臭いの気になる服を重ねて、その上から電気ケトルで温めたお湯を注いでいます。バケツを使う必要も無いので結構楽です。※服によっては熱で傷んでしまう場合があるので、予め確認しておきましょう。
制汗スプレーを使う
制汗スプレーはコンビニでも気軽に買えるので便利なアイテムです。特に、悪臭の成分を分解してくれる、いわゆる「銀(Ag)イオン」が入っているタイプが人気です。即効力があるので、緊急時に備えて常にバックに入れておくと良いでしょう。ただ、個人的にはあまり持続性は無いように感じます。臭いの強さにもよりますが、2〜3時間くらい経つとまた脇の臭いが復活してしまうので、あくまで一時的な対策という立ち位置で使用しています。
フレグランスでごまかす
個人的にはこれはとても良い方法だと思います。「香りがキツいと嫌われる」と言いますが、「脇汗のすっぱい臭い」より全然マシです。私は、ユニリーバのAXE(アックス)を使っていますが、これがとても優秀で、朝吹き付けてから夕方までしっかり保ってくれます。通常の制汗スプレーと比べて匂いが強めなので、気持ち少なめで使用するとちょうど良いです。ただ、普段お気に入りの香水などを使用されている方は匂いが混ざってしまうので、使用できないですね。
脇用の「制汗剤(デオドラント)」を塗る
これは正直舐めていましたが、かなりの効果がありました。購入したのは、デオナチュレのソフトストーンW(男用)というものです。近所の薬局でやたらと派手に売り出していたので試しに買ってみました。使い方は簡単で、リップクリームみたいになっている塗り面を、脇に直接ヌリヌリします。少しスースーして気持ちいいです。
特筆すべきは、その持続力です。朝、外出前に軽く塗るだけで、その日どんなに運動をしても夜まで効果がありました。また、比較的無臭に近い(若干メンソールの香りはする)ので、無理にフレグランスなどで誤魔化す必要もありませんね。
少しお高いというデメリットもありますが、結構なボリュームを兼ね備えておりますので、ワンシーズンは持つと思いますし効果も非常に優れています。
脇汗の「すっぱい」臭いを遮断するには、フレグランスかデオドラントを塗るのがおすすめ
色々試してみた結果ですが、「即効性」「持続性」という意味では香りで誤魔化すフレグランスか、少々お値段は高くなってしまいますが、デオナチュレを始めとした塗るタイプのデオドラントがおすすめです。
ちなみに、デオナチュレとAXEの合わせ技をした事があるのですが、原因は分かりませんが、とても臭くなってしまったので、どちらか一方を使用されることをおすすめします。
脇の臭いは自分は大丈夫と思っていても、案外ニオっているということも多いようです。周りに不快な思いをさせないためにも、今一度認識を改め、他人事だと思わずにお試し頂ければと思います。
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