トイレ掃除で床の水拭きを簡単にできれば、毎日清潔感あるトイレになりますね。ですが、トイレの床にはブラシやトイレ用洗剤スプレーなど、様々なものが置かれています。床拭きするたびにそれらを移動し、全体を拭いていらっしゃる方はとても多いのではないでしょうか。トイレマジックリンのようなトイレ洗剤は床以外の例えば棚などに置くことが可能ですが、トイレブラシを棚の上に置くのは少し不潔ですよね。当記事では、トイレ掃除をもっと楽にするために、トイレブラシを床に置かない収納アイデアを紹介します。
トイレブラシを床に置かないために様々な収納アイデアの発想がある
トイレブラシを床に置かないことを実現した様々な発想がSNS上でシェアされています。グッズを使用して浮かせることを実現しているのですが、どうしても気になるのは、グッズを導入するとそのグッズそのものの水拭きする手間が増えるということ。トイレブラシを床に置かないことを実現した代わりに、別の作業を増やしてしまうのでは本末転倒のように思います。しかし、これらの発想は間違いではなく好みもありますので、参考までに紹介いたします。
突っ張り棒で浮かせる方法
突っ張り棒を床上10〜20cmで張り、その上にトイレブラシを置いています。これだと床掃除時にトイレブラシを上げる手間は省けます。しかし、都度突っ張り棒を拭く手間も増えてしまいます。
ブックスタンドで浮かせる方法
壁際にある板の縁を利用してブックスタンドを設置したものです。これもなかなか秀逸で、安定感もあります。しかし、これも突っ張り棒と同様に、ブックスタンドを定期的に拭く必要があります。
トイレ床掃除を時短!トイレブラシを浮かせるシンプルな方法
これまで紹介したトイレブラシを浮かせる方法はどれも他の作業を増やしてしまう方法でした。ましてや、トイレの床付近なので、トイレの飛び散りやほこりなど、とても汚れやすい位置にあります。床拭きするたびに拭かないとしても、キレイに拭く頻度はトイレの壁を拭く頻度より高いでしょう。
トイレ掃除を楽にすることが目的とし、他の作業を増やさずトイレブラシを浮かす方法は3つあります。
取り替え式のトイレブラシを使用する
トイレ便器を掃除するときだけ取っ手にブラシを取り付け、使用後はトイレに流せるタイプのトイレブラシを使用します。こうすることで使用時以外は取っ手部分のみになりますので、壁に貼り付けたフックに掛けてもそこまで重量がないため、吊るすことが可能になります。
トイレの壁ではなく、トイレのタンクにフックを貼り付ければ粘着力もあって落ちることも少ないですね。ただ、スクラビングバブルのようなブラシ部分の取り外しが可能なタイプでなければ実現することができない点がネックです。
吸盤付きトイレブラシでくっつけて浮かせる
スクラビングバブルのようなブラシ部分を取り外しが可能なタイプではなく、トイレ便器をゴシゴシ擦れるタイプが好みの方も少なくないかと思います。そのような方には、トイレブラシのケース部分に吸盤を付けて、トイレタンクにくっつけることが可能なタイプがいいでしょう。商品画像からは見にくいかもわかりませんが、小さな吸盤が2つ付属しています。この吸盤でトイレタンクや便器にピタッとくっつけることが可能になります。
トイレブラシを壁やタンクにくっつけるなら、超強力両面テープで十分!
トイレブラシの取り替え式タイプ、または吸盤付きトイレブラシを紹介しましたが、自分が好きなブラシタイプを選ぶことができない点がネックだと感じました。トイレブラシにはスポンジタイプやブラシの形状が丸型、歯ブラシのような長方形型など、様々な形状があります。どれもメリット・デメリットがあり、自分が使いやすいタイプを使うのが正しいと考えます。しかし、ブラシを床に置かないよう浮かせられる商品を購入しようとすると、極端にその選択肢がなくなってしまいます。そこで、最終的に行き着いた答えが、好きなトイレブラシを両面テープでくっつければいいじゃないか、という考えです。
個人的に、トイレブラシは歯ブラシのような長方形タイプを好みます。便器の縁も洗いやすく、ほどよく力を込められ、奥までしっかりゴシゴシできることが理由です。
ブラシがこの形状をしていて、かつ床に置かない浮かせられるタイプのトイレブラシを市販で探しても見つかりません。このように、トイレブラシの形状に少しこだわりがある人は、市販のものではなく今持っているトイレブラシに両面テープを付けて床から浮かせることがベストの選択です。
トイレブラシのケースがプラスチック素材であることが多いと思いますが、ここに両面テープを貼り付けます。注意点は、通常文房具などで使う両面テープではすぐに剥がれてしまうということ。実際に貼って確かめましたが、何もせずとも3分ほどで落下してしまいました。そこで購入したのが、超強力な両面テープ。この超強力両面テープをトイレブラシの側面に貼ります。できるだけ広い範囲に両面テープを貼ることで粘着力強度が高まるため、接地面にできる限り両面テープを貼りましょう。文房具で使う両面テープよりも厚手で、弾力性がある印象です。多少水に濡れてもその粘着性が失われることなく、トイレのような環境にとても最適な感じがします。
両面テープは幅3cmタイプを購入すると便利です。今回はトイレブラシのケースを壁やトイレタンクに貼り付けるために超強力両面テープを使用しましたが、5cmタイプだと幅が広すぎて、別のものに使用する際に不便になるためです。
右側に少し空洞を開けているのは、トイレブラシのケース背面に少し通気口のような隙間があったためです。ブラシを乾燥させるためのものと思いますので、これを塞がないよう取り付けました。この超強力両面テープで取り付けたところ、剥がれるどころか棒で叩いても落ちませんでした。
最終的に完成したトイレ全体がこちらです。床には何も置かず、毎日床拭きするのが楽になりました。
導入したのは超強力両面テープのみです。今使っているトイレブラシに貼り付けるだけという、ごくシンプルな答えに行き着きましたが、これが一番合理的で簡単でした。もちろん、ずっと貼り付いていてもらわないと困るので、両面テープの費用は惜しまずしっかりしたものを購入する必要があるのですが、使用するのは10cmだけなので、実質コストは100円未満。他にも使用できる点から、これほどコスパの良いものはないなと思います。
トイレの床拭きが億劫にならないためには、トイレ奥やタンク後ろなど狭い箇所も簡単に水拭きできる道具を使用することも大事なのですが、これら条件が整った後はトイレの床拭きを毎日するようになりました。1ヶ月に1回やればいい方だった中、毎日拭くようになったのはシンプルにすべてのものを床に置かないということでした。ぜひ、お試しください。
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