狭いキッチンでは食器を洗った後に乾かす水切りかごを置く場所に余裕がありません。僕自身も昔、住んでいた単身用マンションのキッチンが狭く、洗った食器を入れた水切りかごは浴室内で乾かしていました。キッチン自体が狭くなくても、たくさん料理する方にとってキッチンは物で溢れ、洗った食器を乾かすために置く水切りかごのスペースを十分に確保できないということもしばしば。当記事では、狭いキッチンや他のもので溢れている場合でも、空間を使った水切りかごの新しい置き場所を紹介します。
キッチンが狭くても、洗い場の上に置ける水切りかご
狭いキッチンには、水切りかごが置けるスペースは一つもないと思われがちですが、おそらくほとんどのキッチンでも置ける唯一の方法があります。
洗い場の上にラックを設置する
水切りかごを置ける唯一の場所、それが洗い場の上の空間です。おそらく何も設置していなければそこは何もない空間だと思いますが、ここにぴったり合うようなラックを設置します。
今回、洗い場の上に水切りラックを設置する例として、大きくも小さくもない一般的なキッチンに設置します。洗い場のサイズは横幅が65cmで、単身用マンションのキッチンよりは少々広く、ファミリー向けマンションのキッチンよりやや狭いサイズ。洗い場の横幅に合わせて水切りラックの横幅を選んで購入できるので、当記事の例を参考にしていただけたらと思います。
![都内1LDKマンションの一般的なキッチン洗い場](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/standard-washing-place-at-kitchen-1024x681.jpg)
これまでは、洗い場の横のスペースに水切りかごを設置していました。少しの洗い物でも上に積み上げなければならず、少し洗い物が多くなるとかごから溢れてしまいます。また、洗い場の横のスペースはまな板を広げて野菜を切ったりと料理をするスペースです。この水切りかごがあるだけでそのスペースを狭くし、不便さを感じていました。
![水切りかご](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/drain-basket-1024x681.jpg)
水切りラックの組み立て、設置は簡単
届いた状態から組み立て、キッチンの洗い場の上に設置するまではとても簡単でした。女性でも10分ほどあれば簡単に組み立てられるだろうという印象です。すべての部品を集めると多く感じますが、実際に組み立てる部品は2つだけです。
![水切りラックの全パーツ](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/all-parts-of-drainer-shelf-1024x681.jpg)
組み立てには届いた商品に付属して同梱されている六角レンチで水切りラックの脚部分を接続するだけです。
![六角レンチで組み立てる水切りラック](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/assemble-drainer-shelf-with-hex-wrench-1024x681.jpg)
両脚組み立てができたら洗い場に設置します。65cm幅の洗い場に設置することを想定した水切りラックを購入したので、サイズはぴったり収まりました。
![65cm幅のキッチン洗い場に脚だけを組み立てた水切りラックを設置](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/set-drainer-shelf-at-kitchen-1024x681.jpg)
あとは食器を乗せるかごや、グラスやマグカップを乾かすコップホルダーをこのラックに装着します。装着にはネジなど使用せず、フックを引っ掛けるだけでとても簡単に組み立てられます。
![キッチン洗い場に設置された水切りラック](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/set-drainer-shelf-at-kitchen2-1024x681.jpg)
食器の重みに耐えられるのか
組み立てがいくら簡単でも、一番気になるのはその丈夫さ。食器やコップだけではなく、おたまやまな板、スプーンや箸などあらゆるものを乗せてみました。結果、グラつくこともなく、しっかり安定しています。
![たくさんの食器を一度に置いて乾燥させられる水切りラック](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/many-tableware-can-be-dried-on-drainer-shelf-1024x681.jpg)
しっかり固定されていることの秘訣は、水切りラックの下に吸盤4つを取り付けることができ、それが滑り止めの役割を果たしていることです。最初、この吸盤の吸着具合が弱く、ラック全体のグラつきが気になりました。しかし、その揺れは食器などを全く載せない状態で重みがかかっていなかったからでした。食器を乗せて重みがかかったときにラックが滑らずグラつかなくなったのは紛れもなくこの吸盤のおかげでしょう。
![滑り止め・転倒防止として水切りラックの下に装着された吸盤](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/sucker-at-bottom-of-drainer-shelf-1024x681.jpg)
水切りラックの収納力
洗い場の上の空間を利用した水切りラックは、コップホルダーや包丁ラックなど洗う食器に合わせた収納パーツがあるおかげで、かなりの収納力があります。まず、一番便利と感じたのはコップホルダー。通常の水切りラックだとコップだけで埋め尽くしてしまいがちですが、コップホルダーが側面にあるだけでかなり収納的に楽になります。
![水切りラックの側面に設置されたコップホルダー](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/cup-holder-aside-drainer-shelf-1024x681.jpg)
また、まだ乾いていない状態で使いたい食器やコップを取り出すときにも、水切りかごだと積み上げ式なので、上に乗っている食器を掻き分けて取り出す必要がありました。この水切りラックなら、積み上げなくても各食器ごとに応じた置き場所があるため、食器を掻き分けて取り出すということがありません。
![上積みされた食器を掻き分けて取り出すといったことが必要ない水切りラック](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/easy-taking-out-from-drainer-shelf-1024x681.jpg)
ラックの場所をカスタマイズできる
水切りラックの脚だけを組み立てたのち、コップホルダーや包丁ラック、食器を乗せるかごなど、それぞれの位置は自分で好きに配置できるのが良いです。取り扱い説明書では、まな板スタンドはラック右側に組み立てていましたが、我が家では左側に装着しました。また、箸入れはラックの側面に設置するところを、包丁ラックに装着させました。このように、使う人に応じてパーツの組み替えが自由にカスタマイズできるため、引っ越し先の新居でも組み替えて使用できたりと、応用力もすくれているように思います。
![箸入れを包丁ホルダーに装着するなどカスタマイズ性に優れた点が使いやすい水切りラック](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/chopstick-holder-on-drainer-shelf-1-1024x681.jpg)
洗い場の上に設置されるラックなら水が滴れても問題なし
通常の水切りかごには水受け皿が下にあり、定期的に水を捨てる必要があります。しかし、この水切りラックには水受け皿という概念はなく、その下が洗い場で水が滴れても問題のないことを想定した設計となっています。今までわざわざ水受け皿に溜まった水を処理していましたが、洗い場の上に設置された水切りラックならその処理も不要となりますね。壁に貼り付けるタイプの小さなかごを置き場所としていたスポンジやたわしも、ラック下に水が滴れて良いので、水切りラックの一部を新たな置き場所として割り当てました。
![食器用洗剤やスポンジ、たわしなどを置く余裕もある水切りラック](https://life-magic.club/wp-content/uploads/2021/06/place-of-sponge-and-scrubbing-brush-on-drainer-shelf-1024x681.jpg)
水切りかごは洗い場の上にラックを設置すれば新たな置き場所スペースとできる
水切りかごを今のキッチンのどこかに置こうとすると、何かを捨てて断捨離したり大掛かりな整理整頓が必要となるでしょう。整理整頓をしてもスペースが確保できないほどに狭いキッチンだと水切りかごを置くスペースを新たに確保することも無理ですね。今あるスペースに水切りかごの置き場所を確保するのではなく、洗い場の上の空いた空間に水切りラックを設置することで、水切りかご専用の新たなスペースを生むことができます。単身用マンションにお住いの方や、料理道具で物が溢れてしまっているような方にオススメの方法です。ぜひ、お試しください。
コメント