誕生日、クリスマス、バレンタインデーと、男性にあげるプレゼントが本当に喜んでもらえているのか、気になるものです。事実、これまでもらったことのあるプレゼントの中で、特に女性からのものは正直もらって困ったケースがほとんどでした。男同士のプレゼントは実際の生活でもほぼ使っているのですが、なぜか女性からのプレゼントは使わない(使えない)ことが多いです。もちろん、いただいたその瞬間は「このプレゼントを渡すまで色々考えてくれたんだろうな」と想いが伝わり嬉しいのですが、家に持ち帰って冷静になると「いやしかし、これ、どうしよう…」となって結局押入れの奥にしまったのは数知れず。当記事では、男性がもらって困るプレゼントをご紹介します。
もらって困る迷惑なプレゼント一覧
まずはもらって困るプレゼントをご紹介します。場合によってはそのプレゼントを喜んでもらえるパターンもあるので、それは後述の補足説明をご覧いただけたらと思います。
- 手編みのセーター、マフラー
- 手作り弁当
- 自分の趣味を押し付けてくるもの
- 男性(もらう側)の趣味関連、またはファッション関連
- 思い出の写真・アルバム
- 家の鍵
これら一例で共通しているのは、相手への思いやりを無視して自分のアピールになっていることです。「自分の得意をアピールしたい」「自分の家庭的なところをアピールしたい」「一緒にここへ行きたい」といった、自分への見返りを期待としたものは結果的に迷惑と受け取られる確率が高いです。プレゼントは、相手が喜んでくれることを考えて渡すことが大前提であり、それが結果としてあなたに対してプラスイメージをもたらすということを忘れないようにしましょう。
手編みのセーター・マフラーは百歩譲ってもいらない
丹精こめて数ヶ月編んだセーターをプレゼントしたい!という女性は今もまだ多いのでしょうか、世の男性を代表して申し上げると、これほどもらって困るものはありません。男性がもらいたくないプレゼントでダントツ1位です。セーター以外に、マフラー、手袋、手さげ袋など、ここでは手編み・手作りのもの全般を指します。市販のものより優れていた試しはないし、もらったらもらったでその想いの強さで捨てられない…。万が一「お?誰かの手作り?」と誰かから聴かれでもしたら恥ずかしくて着れたもんじゃありません。ありがたい気持ちはあるんですよ!あるけど、それ以上にその想いが重い。女性は手作りしたものをプレゼントしたいという傾向にありますが、男にとってはそれを感謝として受け取れるのは数年以上付き合っている彼女や奥様、または親からであり、それ以外は重いというマイナスの解釈になってしまいます。
それでも手編み・手作りの何かをプレゼントしたいとお思いの方は、「あげたい」という自分のエゴが優先してしまっていないか、冷静に考えてみてください。プレゼントは相手が欲しいものを考えることが基本です。プレゼントに対し、「自分の想いを込めたい」という自分の気持ちを優先すると、それはもはや贈り物・プレゼントではなくアピールやプレゼンテーションの域、つまりエゴです。そうではなく、「彼が欲しいと言っていたセーターが市販で売っていなくて困っている様子だったから」などの理由で、それなら作ってあげよう!という気持ちなら、喜んでもらえるかもしれないですね。
手作り料理をプレゼントとするためにはタイミングが重要
手作り料理をプレゼントしていいのは、「いつもコンビニ弁当ばっかり食べていて健康面が心配」とか、「地方から上京してきていて、一人暮らしの食生活だと長らく家庭的な味に離れていて寂しいだろうから」といった相手への思いやりがある時です。そのような思いやりがある場合ですら、お節介・押し付けがましいと解釈される可能性が高い中、「家庭的である自分をアピールしたい」といった自分アピールのための場合は、99%失敗します。普段は鈍感な男性ですが、こういう時はなぜか敏感になります。
とはいっても、やっぱりそれをプレゼントしたいというのが女性の性ですよね。それならば、タイミングをしっかり見計らってください。邪な気持ちの時はどうしてもその不自然さが露見します。頼んでもないのにいきなりお弁当を作ってきたり、食べたいと言っていないのにやたら自宅に招待して料理を振る舞いたいと言ってきたり。これらは全部アピールとして解釈されます。そうではなく、例えばデートの中でちょっとした山へピクニックすることになったなら、さりげなく「簡単なサンドイッチを作ってきたんだ!」と出されるとやっぱり「うぉ!気が利くな」となります。このように、TPO(時間・場所・場合)に適した自然な流れに溶け込ませると、不自然さは消えアピールは成就するでしょう。もちろん、そのピクニックも自分から行きたいと執拗に誘導したようなパターンはバレるので気をつけてくださいね。あくまで自然な会話の流れで、自分の料理が得意であることをアピールできそうなチャンスがあれば作るというスタンスとし、そのチャンスを無理やり作ろうとすることは止めましょう。
自分(あなた)の趣味に合わせたプレゼントをあげていいのは、男性も「やりたい」と言っていた場合のみ
ディズニーランドのペアチケットのような、あなたの趣味に合わせたもののプレゼントはどうでしょうか。仮に渡す相手の男性がディズニーが好きなのであれば喜ぶでしょうけど、これといってディズニーが好きと言ったこともない人なら「え、もらっても行かないかも」と思うでしょう。ましてやペアチケットで「私と一緒に行こうね!」と言われたら「君が行きたいだけだよね」って思っちゃいます。「いいね!行こう」と言ってはもらえると思いますが、自分が欲しいものをプレゼントしてくれた感覚にはないです。
ディズニーランドのようなアミューズメントパークのチケットだけではなく、自分の趣味に合わせたスポーツ、例えばテニスや登山など、自分が趣味としていて相手の男性がやったことないスポーツのグッズをプレゼントにすると「え、やらないといけないってこと?もらったからにはやるけど、面倒だな」って気持ちになります。前々から「いい趣味だよね、今度オレも誘ってよ」みたいな話になっているならプレゼントしてOKですが、そうでもない場合に渡すのは危険度が高いです。
やっぱりプレゼントは相手が喜ぶことが前提。あなたが喜ぶものをプレゼントするのでは、相手の男性は喜んでくれないでしょう。
男性の趣味関連のものや、服・アクセサリーをプレゼントにしてOKなのは、過去に欲しいと言っていた場合のみ
本人の好みが色濃く表れるファッション関連のプレゼントはリスクが高い
一般的にファッション関連は本人の好みがあるので、プレゼントとして渡すにはハードルが高いのは有名な話ですね。例えば、あなたがシンプルなバッグが好きなのにド派手なバッグをプレゼントされたらどう思いますか?「高額だったんだよ〜」とキラキラした目で渡してきたら…困りますよね。服やアクセサリーは、これまでの会話の中で「あれ、欲しいな〜」と言っていない限り、プレゼントとして渡しても気に入ってもらえる確率は五分五分、なかなかのチャレンジになってしまいます。ファッションの中でもマフラーや手袋といった小物ファッションなら、本人の趣味趣向が多少あるものの、服やアクセサリーよりは気に入ってもらえる確率はあるでしょう。ただし、注意点として相手の男性がすでに手袋やマフラーを持っているかどうかは要チェックです。
男性がボロボロの小物ファッションを身につけている場合はプレゼントするチャンス
男性の性格にもよりますが、男性はシーズンの変わり目を先取りしてショッピングする習慣はありません。その季節になってから「うわ!寒くなってきたな。手袋が必要だぞ」と慌てて買う傾向にあります。そんなタイミングで手袋を渡されたら、嬉しいものです。
また、その男性が使っている手袋が破けていたりボロボロな場合はチャンスです。「持ってる手袋、ボロボロだったよね。似たようなのを見つけたから、プレゼント!」と渡されると嬉しいです。よく見てくれてるんだなという喜びもそうですが、すでに身につけていた手袋と似たようなデザインなら、その男性が好きな傾向にある色やデザインであること間違いなしです。ただし、破けてもないキレイな状態なのにプレゼントすると「持ってるのにな」という心理になるので、あくまでボロボロの状態を見かけた時のみ、有効です。
ただし、手袋もマフラーも体に身につけるものに変わりないです。ボロボロになってでも使っている何かの理由があったりと、ファッションはその人の趣味趣向に関わることなので、気に入ってもらえないリスクがあることも覚悟しておきましょう。
男性は趣味に異常なほどのこだわりを持つため、具体的な商品名を知らない限り趣味関連のプレゼントは控えるべき
プレゼントを渡したい男性が何か特別な趣味を持っていて、いつもとても楽しそうに話すものだから、その趣味関連のものをプレゼントしたいというケースがあります。相手のことを思いやったとても素敵なことだと思います。ただ、その素敵な想いとは裏腹に、実際にその趣味関連のものを手渡された時に男性が喜ぶかどうかは、やはり本当に欲しかったものかどうか次第です。趣味の専門度合い次第ではありますが、例えば絵を描くのが好きな人は描きやすいペンや筆にこだわりを持ちます。そんな方に筆をプレゼントしても、「ん〜、ありがたいけど、俺が使ってるのはもっと柔らかい筆なんだよな…」と心の中で思ってしまうこともしばしば。これが絵以外にもスポーツやゲームも然り、趣味となると男性は異常なこだわりをもつので、その領域に立ち入ったプレゼントをしてもそれが喜ばれるものに当たる可能性は極めて低いです。
男性の趣味を一緒にやることが多いなどで、その男性が何を欲しがっているかを把握している場合は購入して喜ばれること間違いないでしょう。そこまで親しい関係にある上、趣味をも一緒にやる間柄なら、ぜひとも男性の趣味に沿ったプレゼントを渡してみましょう。
思い出の写真を綴ったアルバムをプレゼントするなら相手の男性はロマンチストであることが必須
スマホにいっぱいある写真をアルバムにして渡したら喜ぶんじゃないか?というケースが多いでしょうか。写真はお金もかからず、手間暇かけて装飾をする工程も楽しいので、渡すまでウキウキしますね。特に若年層に多いかもしれません。このアルバムをプレゼントしたいのは、女性が交際している男性にプレゼントしたいというケースが多いのではないでしょうか。とてもロマンチックで、部屋に置いておけばいつでも恋人のことを思い出せるというメリットがありますが、ロマンチックな男性は少ないです。恋愛経験の少ない男性、もしくはロマンチストな男性なら喜んでもらえると思いますが、これまでモテてきたような男性や、そうでなくても普通の男性なら、「あ、ありがとう」という薄いリアクションに不満を持つかもしれません。
もしその男性と友人関係なら、その男性の彼女がそこに写っている自分(女性)を不快に思うかもしれないです。恋人関係だったとしても、今のまま順調にゴールインする保証はなく将来どうなるか分からないのが恋愛です。別れてしまった後のことまでは考えないと思いますが、離縁した後は悲しくも捨てられてしまうことを考えると、プレゼントとしては最適ではないかもしれないですね。写真を綴ったアルバムをプレゼントするのは、結婚・婚約しているくらい親密な関係になってからがいいでしょう。
家の鍵をプレゼントされると嬉しいのか?男性は…
鍵は恋人関係限定のプレゼントですよね。個人的にプレゼントしたこともされたこともないですが、もしもらったら「いつでも来ていいよというプレッシャー」を感じてしまいます。連絡なしに家にいていいよってことになりますが、彼女が家にいないのに行くニーズがよく分かりません。ただ、女性の仕事が終わるのがいつも彼より遅く、近くのカフェで待ってもらうことが多いというケースは、鍵をもらえると嬉しいかもしれないですね。鍵をプレゼントにするのは、あなたが家に帰るのをいつも外で待ってもらっていて申し訳ないから、というケースがいいでしょう。
欲しくないプレゼントをもらうとマイナスになるのか?
以上がもらうと困るプレゼントでした。男に限らず全ての人に当てはまると思いますが、プレゼントをもらって不快な気持ちになる人はいないと思います。個人的な意見かもしれませんが、一生懸命欲しいものを考えてくれたということ自体、すごく嬉しいものです。そこに不純な考え、例えば部屋の保管に困るくらい巨大なものを渡してリアクションを期待するという、半ドッキリ的なプレゼントはダメですが、真剣に欲しいと思っているものをプレゼントしたいと考えている方なら、心配ないです。
それに加え、まさかプレゼントがもらえるとは思わなかったような相手からもらうプレゼントは、品物に関わらずとても嬉しいものです。特に好意を寄せている方からのプレゼントなら、「もう中身なんて何でもいい、めちゃくちゃ嬉しい!」と思います。
これを大前提とした中で、「気持ちが大事なのは分かってる、だけどやっぱり渡すものでも喜ばしたい!」というのを前提として、当記事を参考にぜひ試してみてください。
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