ミニトマトを室内で育て、サラダなどに使用する分だけ都度収穫できるととても便利ですね。ミニトマトは室内で行う水耕栽培で十分育つ野菜です。日当たりや水の入れ替え、そして肥料を適切に与えることでしっかり実をつけてくれます。当記事では、ペットボトルを使ってミニトマトの水耕栽培の方法について紹介します。
ミニトマトの水耕栽培を開始!ペットボトルを切って水挿しにしよう
1. ペットボトルを切って水挿しする容器を作る
まずはペットボトルの先端を切って逆さに差し込みます。水挿しの容器として使用するペットボトルは500mlサイズのものでOKです。生長して根っこが長くなったときのことを考慮して最初から2リットルのペットボトルを使用することもありますが、苗が小さい段階で大きなペットボトルを使用すると水の入れ替えが大変になったり、水耕栽培用肥料をその分多く必要としてしまうからです。ペットボトルの先端湾曲部分よりやや下を切ると、逆さに差し込んだ際に落ちてしまうことがなくなります。根っこ部分はペットボトルをアルミホイルで包むなどし、土の中を演出するようにしましょう。
2. ペットボトルに水道水と水耕栽培用肥料を入れる
ペットボトルの口部分が少し水で浸るくらいまで水を入れます。ここに水耕栽培用肥料を入れ、ミニトマトの生長を促します。水道水にはミネラル成分が含まれ、ミニトマトがそれを栄養として根っこから吸い上げますが、それだけでは栄養素が足りません。そこで、水耕栽培用の肥料を加え、水道水には足りない栄養を補います。栄養があるからとたくさん入れてしまうとミニトマトにとって害となるバクテリアや外注の発生を促してしまうので、使用する水耕栽培用肥料の使用方法に記載の分量を与えるようにしましょう。ハイポニカは大容量でAmazon評価も高く、オススメです。
3. ミニトマトの苗を土から取り出す
ホームセンターで購入したミニトマトの苗を土から取り出します。土を払い、根っこに付着した土も流水でしっかり洗い流します。ホームセンターなどで購入した土をそのまま放置せず、小さい袋に入れて完全密閉した上で処分するようにしましょう。すでに植えられている土が悪いわけではありませんが、店に置かれているときにコバエが土に卵を産み付けてしまっていたら、何日か経過するとコバエが土から湧き出てくるようになってしまいます。水挿しで育てる上ではこの植えられていた土は不要となりますが、放置していると思いもよらぬコバエ発生に悩まされることとなります。
ミニトマトを水耕栽培で育てる
ミニトマトを水耕栽培で育てるメリットとしては、害虫による被害が少ないことにあります。屋外の庭で育てることで葉や実を食べられてしまうリスクが少ないです。また、水やりをし忘れるリスクがないなど、通常の育て方より手間がかからないです。そんなミニトマトの水耕栽培ですが、育て方を間違うと実がつかなかったり、最悪の場合は枯れてしまうので、ここでミニトマトの室内における水耕栽培の育て方を把握しておきましょう。
直射日光が当たる日当たりが良い場所
観葉植物とは違い、ミニトマトは直射日光を好みます。日照量が多いほど実の大きさや栄養、甘さが増します。自宅の中でも最も日当たりが良い窓際などに置きましょう。
暖かい方がよく育つ
室内で水耕栽培する場合には問題ないかも分かりませんが、冬の寒い時期になると窓際もかなり気温が低下します。トマトは暖かい時期に育ちやすいことから、冬に育てる場合には部屋の温度管理に気をつけましょう。
水の入れ替えは2〜3日から一週間に一度
水挿しであれば水やりをしなくて良いですが、2〜3日に一度のペースで水の入れ替えをしてあげるとベストです。少なくとも一週間に一度は水を入れ替えてあげましょう。夏の猛暑時期に窓際に置いていると水温が上がりすぎてしまうことがありますが、ペットボトルをアルミホイルで巻いていれば水温の上昇を未然に防ぐことができますね。
ミニトマトの水耕栽培はペットボトルで始められる
野菜は土選びや鉢植え、肥料など初心者にとって難しいことが多いですね。水耕栽培であればその難しいことは一旦さておき、ペットボトルを使って簡単に始めることができます。実をつけるまで時間がかかりますが、毎日生長するミニトマトを見るとそれだけでも元気をもらえます。ぜひ、お試しください。
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