【後編】絶景の露天風呂と部屋食で贅沢に。1歳児と過ごす「下田大和館」滞在記・グルメ&遊び編

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Life Magic編集部

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朝も夜も楽しめる、絶景の露天風呂

お部屋に荷物を置いて少し休んだあとは、いよいよ今回の旅のハイライト——部屋付きの露天風呂へ。

ドアを開けた瞬間、潮風の香りがふわりと流れ込みました。吹き抜けになったテラスに設けられた露天風呂は、まるで海と空に溶け込むような開放感。

湯船に身を沈めると、目の前いっぱいに広がるのは青く静かな太平洋。昼間は太陽の光が水面にキラキラ反射し、夕方になるとオレンジ色のグラデーションが海を染めていきます。

そして、静かな時間の中で耳を澄ますと——波の音が、ほんの微かに聞こえるんです。

それがまた心地いい。まるで遠くから届く子守唄のようで、日常の喧騒を忘れさせてくれます。娘が寝たあと、夫婦で交代しながら入る露天風呂。湯気の向こうに見える月明かりが揺らめいて、まるで時間が止まったような贅沢なひとときでした。

室内風呂も快適。子ども連れには嬉しい二刀流

お部屋には露天風呂のほかに室内風呂も完備されています。家庭のお風呂に近い造りで、子どもを洗ったり湯温を調整したりするのに最適。

娘は慣れた空間で安心したのか、いつもよりご機嫌でバシャバシャとお湯遊び。露天風呂で景色を楽しむのは大人のご褒美。

一方、室内風呂は家族で安心して使える実用的なスペース。この二刀流の設計が、「子ども連れにも無理のない温泉時間」を叶えてくれます。

ホテルの目の前は白浜ビーチ!

徒歩1分で非日常の世界へ

到着後、夕食前に少し散歩。ホテルの玄関を出て数十歩歩けば、すぐそこが白浜海岸です。

10月の砂浜は静かで、サーファーが数人波に乗っているだけ。それ以外はほとんど人の姿がなく、まるでプライベートビーチのよう。娘を抱っこして波打ち際まで行くと、柔らかな風と潮の香りが包み込みます。

砂をつまんで不思議そうに見つめる姿がなんとも愛おしい。海水浴シーズンではない分、静かな砂浜を独り占めできる贅沢な時間です。

ホテルから海を振り返ると、西日を浴びて輝く下田大和館の建物が一望できます。白い外壁が夕日に染まり、海と空の境界が曖昧になる——まさに絵になる風景。この光景を見ているだけで、「またこの時間を過ごしたい」と心から思いました。

館内にあるキッズルームが想像以上!

お風呂と散歩を満喫したあとは、娘のお楽しみタイム。ホテル内にあるキッズルームに向かいました。ここが想像以上に充実していて驚き。

柔らかいマットが敷かれた広いスペースに、滑り台、カラフルなブロック、ぬいぐるみ、木のおもちゃまで揃っています。娘はすぐに滑り台に夢中になり、何度も「きゃっ!」と笑い声を上げていました。

そして何より印象的だったのは、スタッフの方が通りがかりに「こんにちは、楽しい?」と優しく声をかけてくれたこと。その温かい空気が、館内全体に漂っているんです。

子連れ旅行では“居心地の良さ”が何より大事。その点で下田大和館は本当に完璧でした。

部屋食ディナーで叶う「家族だけの贅沢時間」

夜は待ちに待った部屋食ディナー。他のお客さんを気にせず、娘のペースで食事ができるのは本当にありがたいです。

まず目を奪われたのは、色鮮やかな御膳。お造りにはぷりぷりの伊勢海老。そして、金目鯛の煮付けはふっくらとして甘辛いタレが絶妙。伊豆の海の幸を存分に堪能できる、まさに“大人のご褒美”という内容でした。

そして娘には、子ども用のかわいいプレート。小さなチマキや柔らかく煮た野菜、卵焼きなど、1歳児でも安心して食べられるメニューばかり。

お皿にはスヌーピーのイラスト、コップやフォークも子ども仕様。

食後、布団の上にはアンパンマンの子ども枕が用意されていました。

寝る前まで嬉しそうに抱きしめていた娘を見て、「子どもにもこんなに優しい宿があるんだ」と改めて感動しました。

朝食もお部屋で。ゆったりした朝の幸せ

翌朝の朝食も部屋食。大人用は干物、卵あんかけ、味噌汁、お漬物など、シンプルながらも滋味深い内容です。伊豆名産の小鉢も並び、朝から食欲がわきました。

娘用には、柔らかいおかず中心のプレート。

自宅ではバタバタしがちな朝も、ここでは時間がゆったりと流れます。

窓から見える朝の海は、穏やかで、白い波がゆっくりと寄せては返す。部屋の中では波音は聞こえないけれど、その静けさがむしろ贅沢。

家族3人で「今日もいい天気だね」と笑い合う——そんな朝が何よりの幸せでした。

チェックアウト後も楽しめる。下田のお土産スポット3選

チェックアウトを済ませたあとは、送迎バスで再び下田駅へ。せっかくなので、駅周辺で少しお土産探しをしました。下田はこじんまりしているけれど、味のあるお店が多くて歩くだけでも楽しいんです。

ロロ黒船

黒船をモチーフにしたおしゃれな洋菓子店。「黒船サブレ」や「ラムケーキ」など、パッケージもかわいくてお土産に最適。みたらし団子は、帰りの列車で美味しくいただきました。

山田鰹節店

創業100年以上の老舗。鰹節の香りが漂う店内で、削り節や出汁パックを購入。

料理好きの友人に渡したらとても喜ばれました。

豆洲庵(ずしゅうあん)

地元・伊豆の地酒を扱う専門店。「下田地酒」や「天城山」など、ここでしか手に入らない銘柄が並んでいます。旅の締めくくりにお気に入りの一本を探すのもおすすめです。

どのお店も駅から徒歩圏内なので、帰りの特急を待つ時間にちょっと寄るだけでも楽しめます。「旅行の終わり」ではなく、「旅の余韻」を味わえるひとときです。

旅の終わりに思う。「子ども連れだからこそ、ここに来たい」

今回の旅を通して感じたのは、下田大和館は“子ども連れだからこそ”選ぶべき宿だということ。

どこをとっても、小さな子どもと安心して過ごせる工夫がされていて、スタッフの温かさがそれをさらに包み込んでいます。

「家族旅行って、ちょっと大変そう」と思っていた気持ちは、ここで一気に吹き飛びました。娘の笑顔、夫婦で交代しながら入った露天風呂、静かな朝の海。そのどれもが心に残る宝物です。

旅のまとめ:静けさと優しさが溶け合う宿

最後に改めて、この宿の魅力をまとめると——

  • 駅からアクセスしやすく、送迎バス完備
  • 子連れに嬉しいおもてなし(ジュース・おむつバケツ・子ども枕)
  • 絶景の海と静けさを両立した客室
  • 家族だけで楽しめる部屋食
  • 遊び場も完備された安心設計

どれを取っても、1歳児との旅行には理想的。海の青さも人の温かさも、すべてがやさしく心に残りました。

帰りの特急踊り子の中で、娘がぐっすり眠る姿を見ながら、「また来年もこの海を見に行こう」と夫婦でそっと約束しました。

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